チャンピオンズカップの出走馬を見ていきましょう。第1弾
①ソダシ 吉田隼 : 阪神JFと桜花賞のG1・2勝馬がダートに参戦。血統的には寧ろダート向きでしょうし軽量なのも有利。ダート界は例年古豪が幅を利かせ新参者には厳しいですが今年は世代交代が激しく進み絶対的存在がいませんのでこの馬にもチャンスはありそうです。初ダートで最内枠は一見厳しいですがスタートの速い先行馬ですしチップを被せる練習をするなど対策も取っているようですから大丈夫でしょう。もともと先入れなので奇数番でも関係ないですね。実力自体は通用しそうですが問題は前走のように気性の問題が出た場合でしょうか。
②カジノフォンテン デムーロ : 昨年暮れの東京大賞典での2着を皮切りに川崎記念でG1初制覇。かしわ記念も勝ちJRAのG1馬にも引けを取らない実力を示しました。しかし期待された帝王賞で10着、前走のJBCクラシックは6着と崩れてしまいました。ただその2走は右回り。これまで23戦して右回りで1-1-1-7に対し左回りでは11-0-0-2と圧倒的に左回りを得意にしています。逃げなくても問題ないですし実力的には十分通用するでしょう。問題は初の中央の馬場でどうかですね。
③サンライズノヴァ 松若風 : 昨年の武蔵野Sを勝ってから低迷していましたが前走のJBCスプリントでは出遅れて最後方からになりましたが直線でぐんぐん伸びて2着。約1年ぶりに好走してきました。短距離の差し馬というイメージですがマイル以下で8-3-1-7。1800m以上で1-2-1-4とやや好走率が下がりますがこなせないことはなさそうですね。ただチャンピオンズカップでは過去2回出走し7着12着と結果が出ていませんし前走は吉原騎手が上手かっただけかも。展開が向いてどこまで。
④インティ 武豊 : デビュー2戦目から7連勝でフェブラリーSを制覇。しかしそれを最後に2年半勝ち星がありません。折り合いに問題があり武豊騎手でしか好走出来ていませんので手が戻るのはいいですね。外からかぶされると崩れがちですがここ3走は控える競馬に脚質転換。内枠を引いたのでかぶされると嫌でしょうからそれなりには出していくか。このレースは2年連続3着と好相性で7歳ですが衰えは感じないので今年もチャンスはありそう。
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⑤エアスピネル 藤岡康 : 2歳の頃から活躍し芝のG1で2着2回と3着1回があり勝てないながらも活躍していました。昨年の夏にダートに転向するとG3のプロキオンSで3着といきなり通用。チャンピオンズカップでは7着でしたが今年のフェブラリーSで2着と好走。前走の武蔵野Sでも2着と成績的にはマイラーでしょうね。1ハロン延長は気になりますしムーア騎手が乗れなくなったのは痛い。
⑥テーオーケインズ 松山弘 : 昨年暮れの東京大賞典で0.2差の6着となりG1常連組と差のない力を見せました。今年に入り3連勝で帝王賞を勝ちG1初制覇。前走のJBCクラシックでは出遅れて慌てて巻き返し好位から直線で伸び負けて4着。かみ合わなかった割に0.4差ですから力はあるでしょう。久々で-5kgは状態も本物ではなかったでしょうし小回り向きでもない。今回は状態も良さそうですし中京も合う。締まった馬場の方が得意なようですが時計の速い中京なら良馬場でも大丈夫でしょう。良い枠も引いたし勝ち負けになりそうです。
⑦サンライズホープ 幸英明 : 3歳時はパッとしませんでしたが今年に入りオープン入り。2走前のプロキオンSは小回りの小倉が合わなかった感じで6着。前走のシリウスステークスでは好位から抜け出し追い込んできたウェスタールンドをアタマ差抑えて優勝。重賞初制覇を決めました。今回初めてのG1挑戦ですが中京は2-1-0-0と得意ですし力を付けているようなのでチャンスはあるかもしれません。
⑧スワーヴアラミス 松田大 : 芝でデビューしましたが勝ち上がれずダートに転向。ダート2戦目で初勝利を上げるとその後も崩れることなく昨年のマーチSで重賞初制覇。そこから少し調子を崩しましたが今年の夏に調子を取り戻し3走前のエルムSを勝ち重賞2勝目。前走のみやこSではスタート後に躓いてダッシュが効かず後方で流れに乗れずに7着に終わりましたが度外視しても良いでしょう。実績では見劣りますが好位で流れに乗れればもっとやれそう。
以上、出走馬を見ていきました。
次回へ続く・・・