桜花賞の出走馬を見ていきましょう。第１弾
①ナムラクレア 浜中俊 ： 阪神JFでは好スタートを決めるも控えてどんどん位置取りが悪くなり４角ではほぼ最後方辺り。最後は良い伸びを見せ追い上げますが上位争いからは離された５着。前走のフィリーズＲではスタートがイマイチで中団から。４角で馬群のかなり外に出し直線に入るとぐんぐん伸びましたがアタマ差届かず２着でした。勝ったサブライムアンセムは馬群を抜けてきたので通った所の差でしょう。馬体も+12ｋｇと余裕残しでした。スピードがあって加速も速く最後までしっかり脚を使える。能力はかなり高いのでスムーズなレースが出来れば十分上位争いになるでしょう。
②カフジテトラゴン 古川吉 ： デビュー戦は芝で完敗。２戦目からダートを使われ１勝を上げています。抽選を通過しましたがさすがに通用する感じはないですね。ただデビュー戦でも先行していますしダートの芝スタートの部分でも良い行きっぷりなので芝自体は悪くないでしょう。逃げの手に出てあれよあれよの逃げ残り・・・はないでしょうね。
③アルーリングウェイ 藤岡佑 ： デビュー戦を好位から抜け出し初勝利。万両賞では抜け出したところでマテンロウオリオンに差されてしまいましたが相手が悪かったか。前走のエルフィンＳでは２番手から抜け出し快勝。１戦ごとに距離を伸ばしていますがいつも好スタートからスツと前に行き終いもそれなりの脚を使えていますね。崩れにくいタイプでここでも善戦出来そうですがあと一歩足りない感じはします。一応の押さえまでか。
④パーソナルハイ 吉田豊 ： デビュー３戦目に逃げの手に出ると圧勝でしたが時計も遅く凡戦。赤松賞は逃げて後続を引き離しそのまま逃げ切るかと思ったところで一気にナミュールに交わされ２着。阪神JFでは大外枠を引いたこともあり逃げずに中団前目につける。４角でもう手ごたえが無くなり１６着と惨敗でした。前走のフラワーカップでは出遅れて後方。３～４角で上がって行き直線に入りましたが伸びがなく６着でした。やはり逃げないと良さが出ない感じがしますね。今回は何が何でも行くでしょうしチークを着けて集中して走れば一変する可能性はあるかもしれません。このレースに強いディープ産駒ですが今年はこの馬のみ。ちょっと怖いか。
⑤ピンハイ 高倉稜 ： デビュー戦では出遅れて最後方からになり直線でも前が詰まって待たされたり最後は２頭の間を突き抜けたりとスムーズさを欠きながらもポテンシャルの高さが目立つ内容。前走のチューリップ賞ではまたも出遅れ後方から。内ラチ沿いをロスなく進み直線に入っても内から良い伸び。前にいた逃げ馬がフラフラしていたので捌くのに手間取りましたがしぶとく抜け出し２着に上がりました。２戦続けてかなり強い内容で潜在能力は高い。ここもフロック視されて人気はないでしょうが積極的に狙ってみたい１頭ですね。ただもともと小柄な馬が調教を手控えられたのにかなり馬体を減らしているのは気がかり。
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⑥ウォーターナビレラ 武豊 ： 阪神JFでは差し馬向きの展開のなかこの馬だけ好位から一旦抜け出し最後は差されて３着でしたが力は見せました。前走のチューリップ賞では好スタートを決めますが控えて馬群に入れる。直線に入っても追い出しを待たされる場面もあり前が開いてからは良い伸びを見せますが５着に終わりました。完全にトライアルの試走という感じで叩いた効果は大きそう。今の馬場ならこの馬に向きそうなので阪神JFのような競馬でも最後まで粘れるのではないでしょうか。
⑦サブライムアンセム 岩田望 ： ６戦目に初勝利。レースでは道中手綱を引っ張る場面があったり直線で不利を受けたりしましたが繰り上がりで初勝利。粗削りでしたが力はありそうでした。前走のフィリーズＲでは後方で脚を溜め直線では馬群を縫うように伸びて来てナムラクレアをアタマ差抑えて２連勝。脚を溜めれば終いは良い脚を使えるようですね。ここも脚を溜めて馬群を捌ければチャンスはあると思いますがどうでしょうか。
⑧スターズオンアース 川田将 ： フェアリーＳでは好スタートを決め前に行き好位のイン。直線に入って少しごちゃつきましたが良い伸びを見せ一旦抜け出しましたがゴール寸前で内にもたれてその隙にライラックに交わされてしまいました。前走のクイーンカップでは先行馬群の中に入れ直線に入り一旦抜け出しますが右にもたれてしまい外から来たプレサージュリフトにクビ差交わされ２着。重賞で連続２着と惜しい競馬が続きますがもたれる癖があるので詰めが甘くなる様子。今回はハミを変えるようですし川田騎手への乗り替わりは良い方に出そう。
⑨クロスマジェスティ 武藤雅 ： デビュー３戦目に初勝利。前走のアネモネＳでは２番手につけ４角で先頭に並びかけると直線に入っても最後までしぶとく伸びて２連勝。これでデビューから３着２着１着１着と崩れず走れていますね。いつも前目につけてしぶといですがさすがにここに入ると見劣るか。時計が掛かるならやれそうですが今の馬場だと厳しそうです。
以上、出走馬を見ていきました。
次回へ続く・・・
