桜花賞の出走馬を見ていきましょう。第2弾
⑩ライラック 福永祐 : 京都2歳Sでは中団につけ4角では良い手応えでしたが直線に入ると失速し8着に終わりました。前走のフェアリーSでは出遅れて後方から。2角を過ぎた辺りから早目に上がて行き3~4角で外々を周るロスがありながら直線でもぐんぐん伸びて差し切り勝ち。強い勝ち方でしたが展開が嵌った感じはありますし時計も遅い。あまり評価しすぎるのはどうか。
⑪ラブリイユアアイズ 坂井瑠 : 阪神JFでは先行集団の中につけ直線に入って追い出すとじわじわ伸びてしぶとく抜け出し半馬身差の2着でした。惜しいレースでしたがデビュー戦から馬体を減らし続けているので休養に入りここはぶっつけ。前に行くスピードがあり終いもなかなかしぶとい。ただどちらかというと時計の掛かる方が向いている感じはありますね。休養明けでいきなり今の馬場に対応出来るのか疑問。
⑫ベルクレスタ 吉田隼 : アルテミスSでは3番手から直線に入り楽な感じで先頭に並びかけると残り200m辺りで抜け出しますがゴール前でサークルオブライフに交わされクビ差の2着。阪神JFでは中団につけ3~4角で上がって行き直線に入るとしぶとく伸びますが6着まで。外枠でレースがしにくかったかもしれませんね。前走のクイーンカップでは中団後ろにつけますが4角では最後方。直線に入ると良い伸びを見せ勝ったプレサージュリフトと0.2差の3着でした。どこからでもレースが出来るタイプですし脚が溜まれば終いもキレる。怖さはある。
⑬ラズベリームース 池添謙 : デビュー戦は大きく出遅れましたが直線でぐんぐん伸びて5着。2戦目は好位からしぶとく伸びましたがハナ差の2着。3戦目は逃げて突き放す完勝。2着のニシノラブウインクは後にフラワーカップで2着。前走のアネモネSでは先団のインに控え直線で伸びかけた所で前をカットされますが外に避けてぐんぐん伸びて2着。どこからでも競馬のできるタイプで終いもしっかりしている。
⑭プレサージュリフト 戸崎圭 : デビュー戦は出遅れて最後方。徐々に押し上げ直線に入り追い出すとぐんぐん伸びて完勝。前走のクイーンカップでも同じようなレース運びで直線外から良く伸びて先に抜け出したスターズオンアースをクビ差交わして優勝。どちらも強い勝ち方ですが同じコースで同じようなスローの瞬発力勝負になったのは気になりますね。今回は初の輸送、右回り。速い流れも馬群での競馬も経験していません。実力は認めても心配の方が大きい。
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⑮アネゴハダ 幸英明 : デビュー戦はダートで圧勝。2戦目から芝へ転向し小倉2歳Sでは直線一気で追い込み3着。ファンタジーSではスムーズではなかったが最後は伸びて来て5着。阪神JFでは好位で流れに乗り直線でじわじわ伸びましたが最後は失速し12着に終わりました。前走のフィリーズRでは好位馬群の中で折り合い直線に入って一旦抜け出しますが最後は切れる相手に交わされ3着。速い流れで差し展開でしたが先行馬でこの馬だけが良く粘りました。2走前のように好位で脚を溜めれば終いも良い脚を使えるので上手く乗れればチャンスはあるかもしれません。ただ1ハロン長いので内枠が欲しかったですね。
⑯サークルオブライフ デムーロ : 阪神JFでは中団後ろにつけ直線で外からぐんぐん伸びて差し切り勝ち。G1初制覇を決めました。ナミュールが出遅れなければどうなったか分かりませんが運もありましたね。前走のチューリップ賞ではこれまでと一転して好位からの競馬。直線に入り抜け出しにかかりますがモタついてしまいキレのある馬に交わされて3着に終わりました。明らかに試走でしたから今回は溜めてくるでしょうが前走は叩き仕上げにしてはマイナス体重でしたし3走連続阪神への輸送というのは負担が大きくそこまでの上積みは見込めないかも。
⑰フォラブリューテ ルメール : アルテミスSでは後方につけ徐々に押し上げて行き直線で外から伸びて来ましたがサークルオブライフにあっさり交わされ5着。前走の紅梅Sでは中団後ろにつけやや掛かり気味。直線に入り外に出すと良い伸びを見せ差し切り勝ち。完勝でしたがレベルは高くなかったですね。ルメール騎手が乗る期待馬だと思いますがまだまだこれからの馬でしょう。
⑱ナミュール 横山武 : 赤松賞では出遅れて直線入口では逃げた馬にかなり離されていましたがそこからぐんぐん伸びて差し切る完勝。桁違いの末脚を発揮しました。阪神JFではまたも出遅れて最後方。直線では全く伸びないハズの最内に入れぐんぐん伸びて来ますが0.2差の4着に終わりました。外を廻した方がマシだったかもしれませんね。前走のチューリップ賞ではスタートを決め中団馬群の中。直線に入り周りを囲まれて万事休すかと思いましたが残り300mで外に出すと一気に伸びて差し切り勝ち。スムーズならもっと楽勝だったでしょうね。やはり能力は世代トップでしょうし当然ここでも期待は大きいですがまだスタートに不安が残りますし大外で内伸び馬場になると取りこぼす可能性も低くはないかも。
以上、出走馬を見ていきました。