有馬記念2021~見解①

競馬予想

有馬記念の出走馬を見ていきましょう。第1弾

①ペルシアンナイト Cデムーロ : 3歳でマイルCSを勝ちG1初制覇。それ以外にも皐月賞2着、大阪杯2着。マイルCSでは2着3着もあり3年連続で馬券内とG1での好走多数の強豪。すでに7歳でかつての力は望めませんが札幌記念で3着、チャレンジカップで3着と健在をアピール。しかしこのコースでG1だと厳しいでしょう。好調の鞍上の好騎乗があってどこまで迫れるかでしょうか。

②パンサラッサ 菱田裕  : ラジオNIKKEI賞2着などありますがいまいちパッとしない成績でしたが2走前にオクトーバーSを逃げ切ると前走の福島記念でも速い流れで引っ張りそのまま逃げ切って4馬身差の圧勝。ここへ来て調子が上がっており調教も良い動き。ただこの2連勝は相手が弱いですし前走は最後止まっていました。今回も好枠を引いたので逃げてソコソコ速い流れを作るでしょうが距離も長いですし相手も強いので通用しないでしょう。

③モズベッロ 池添謙 : 昨年は日経新春杯を勝ち重賞初制覇。宝塚記念でも3着するなど重賞でも通用する力を見せてくれました。今年に入っても大阪杯でコントレイルに先着する2着と激走を見せましたが馬場適性が大きかったか。宝塚記念では得意の重馬場にならず8着敗退。京都大賞典では後方のままで13着と大敗。久々は走らない傾向があるにしても酷かったですね。天皇賞・秋でも13着。前走のジャパンカップも13着。やはり良馬場では厳しいようですね。3度叩き漸く本調子が戻ってきたようですが酷い馬場にでもならない限り出番はないでしょう。

④メロディーレーン 岩田望 : 牡馬相手の菊花賞で5着と好走。しかしその後はパッとしない成績が続きました。天皇賞春で11着。宝塚記念でも11着。小さい馬ですから56kgを背負うとどうにもなりませんね。前走の自己条件では好位につけて最速の上りを使って久々の勝利。長距離で軽量だと力を出せるようですね。今回は距離不足ですし相手も強い。55kgはギリギリ大丈夫ですが厳しい戦いになりそうです。

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⑤ディープボンド 和田竜 : 昨年は京都新聞杯で重賞初制覇。ダービー5着、神戸新聞杯4着、菊花賞4着と惜しいレースが続きますがコントレイルの露払い役をやっていた様に見えましたしその割に自身も崩れないのは豊富なスタミナあってこそ。今年の阪神大賞典ではかなり悪い馬場で圧勝しスタミナとパワーを証明しました。天皇賞・春では2着に敗れてしまいますが手応えの割に最後までしぶとかったですね。渡仏して初戦のフォワ賞ではマイペースの逃げに持ち込み33秒台の上りを使って完勝。前走の凱旋門賞ではかなり酷い重馬場で全く力を出せず最下位でしたが度外視していいでしょう。今回は海外帰りで状態を心配しましたが全く問題ない様子で寧ろ成長が窺われる動き。スタミナが問われる展開になると力を発揮するのでここはこの馬向きの流れになりそうですから一発ありそう。

⑥ウインキートス 丹内祐 : デビュー3戦目に初勝利。そこから堅実に走り今年の春に3勝クラスを突破。日経賞は先行集団にいましたが3角手前でカレンブーケドールにぶつけられ内ラチに接触する不利があり最下位に敗れてしまいましたが続く目黒記念では2番手から抜け出し重賞初制覇。展開が向いたとはいえかなり強い勝ち方でした。札幌記念では好位で流れに乗りましたが直線で失速し9着。+18kgと太め残りだったようですね。オールカマーでは先団後ろのインにつけ直線で馬群の中から抜け出して前を追いましたが勝ったウインマリリンから0.3差の2着。前走のエリザベス女王杯では外枠もあって中団になり直線で流れ込んだだけの10着。位置取りが悪くペースも速くて脚が溜まらなかったですね。長距離輸送が堪えた感じもあり得意の中山なら一変もありそう。力を付けていますし殆どのレースで先団から上位の末脚を使って差して来るのであまり崩れることがないタイプ。血統的にも面白そうな一頭。

⑦クロノジェネシス ルメール : 今年初戦のドバイシーマクラシックではミシュリフとクビ差の2着で世界でも通用する力を見せました。宝塚記念では好位からあっさり抜け出し優勝。グランプリ3連覇を決めました。前走の凱旋門賞では極悪馬場を苦にしたか7着と初めて掲示板にも乗れませんでした。初めての58kgも堪えたでしょうね。今回は55kgで出れますし何よりコース適正が抜群ですからまともなら今年も勝ち負けになるでしょう。問題は極悪馬場の海外帰りで状態がどうかですね。陣営からはあまりいい声は聞こえて来ませんが最終追いで何とか間に合った感じ。これで引退のようですがなんとか有終の美を飾って欲しいです。

⑧ユーキャンスマイル 藤岡佑 : 菊花賞3着馬で天皇賞・春でも5着4着と好走したことがあり阪神大賞典でも1着2着と好走していることから長距離向きなのは明らか。天皇賞・秋ではさすがにもう中距離ではスピード不足のようで後方から少し差して9着でした。距離が伸びたジャパンカップでは多少は走りやすいかもと思いましたが後方のままで12着でした。衰えが顕著ですし厳しいですね。

以上、出走馬を見ていきました。

次回へ続く・・・

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