ダービー2021~見解②

競馬予想

ダービーの出走馬を見ていきましょう第2弾

⑩シャフリヤール 福永祐 : アルアインの弟。デビュー勝ちの後、共同通信杯ではスローな流れの中、後方から良く伸びて3着。勝ち馬には離されましたがスプリングSを勝ったヴィクティファルスとアタマ差。前走の毎日杯では好位につけ直線に入ると馬群の中から抜け出し最後はグレートマジシャンに迫られましたがクビ差凌いで優勝。時計の出る馬場状態だったとはいえレコードでの勝利。時計勝負になれば浮上して来そうですね。距離延長に対応出来れば能力は通用しそう。

⑪ステラヴェローチェ 吉田隼 : デビュー戦は2番手から押し切り完勝。休み明けのサウジアラビアRCでは最後方から直線一気でごぼう抜き。不良馬場で他の馬が伸びあぐねる中この馬だけ違う脚で伸びて来ました。時計は遅いですが3馬身差の完勝で重賞制覇。続く朝日杯FSではスタートを決め一旦好位につけましたが抑えて徐々に下がって行き中団後ろ辺りの位置取り。3~4角を内ラチぴったり通り直線に入って馬群を縫うように伸びぐんぐん前に迫りましたが3/4届かず2着。共同通信杯ではスタートを決めましたが控えて中団につける。直線に入り追い出すと伸び始めたところで前の馬が寄ってきて少し怯んだのか勢いがなくなり前が開いてから再度加速するも前との差が詰まらず0.5差の5着に終わりました。斤量がこの馬だけ1kg重かったですし悲観する内容ではなかったと思います。前走の皐月賞では後方につけ3~4角で内目から上がって行き直線でも内を突いて良い伸びを見せましたが勝ち馬から0.5差の3着でした。ロスのない好騎乗でしたが馬もこれまで殆ど崩れず世代上位の力を見せていますね。もう少し前目につけても走れると思うのですが後方に拘っている感じですね。今回は特に距離を気にして後方で溜めてきそうなので差し届かない可能性が高そうです。

⑫ワンダフルタウン 和田竜 : デビュー戦はダノンザキッドに0.5差離された2着。2戦目は好位から直線で抜け出し後続を突き放しレコードで圧勝。萩ステークスでは先団につけ4角で外に出し直線良く伸びましたが0.2差の3着。京都2歳Sでは後方につけ3~4角で大外から上がって行き直線でも良く伸び差し切り勝ち。重賞初制覇を飾りました。その後蹄のケガで弥生賞と皐月賞に出られず青葉賞へ。レースでは先行集団の後ろにつけ3~4角で徐々に上がって行き直線に入るとぐんぐん伸びてゴール寸前で差し切りハナ差の勝利。5ヵ月ぶりの実戦で道中落鉄もしていたそうですが良い勝ち方でしたね。叩いた上積みは大きそうですしここでも上位争いになりそうです。

⑬グレートマジシャン 戸崎圭 : デビューから2連勝。前走のセントポーリア賞では後方から直線一気で差し切り勝ち。上がり3ハロン33.3は上がり2位の34.2より0.9も速い。かなり強かったですね。前走の毎日杯では中団につけ4角で上がって行き直線に入ると前の馬が邪魔になり外に切り替えるロスもありましたがそこからしっかり伸びてシャフリヤールに並びかけましたがクビ差届かず2着まで。ロスは勿体なかったですがレコード決着にも対応出来ました。距離延長も問題なさそうですし瞬発力はトップクラス。まだまだ成長途上のようですが現状でも通用しそうですね。

⑭タイトルホルダー 田辺裕 : デビュー戦は逃げの手に出て直線に入り最後までしぶとく粘り完勝。東スポ杯2歳Sでは逃げた馬から離れた2番手につけ直線に入りダノンザキッドと一緒に抜け出してきましたが切れ負けて0.2差の2着。展開はバッチリでしたが相手が強かったですね。ホープフルSではスタートを決め前に行き2~3番手につける。直線入口で先頭に並びかけるも追い比べで切れ負け0.5差の4着でした。弥生賞では好スタートから逃げの手に出てスローペースに持ち込み直線に入っても最後までしぶとく粘り切り優勝。重賞初制覇を飾りましたが展開が嵌った感じも。前走の皐月賞では好スタートから前に行き2番手につける。4角で前を捕らえ直線ではエフフォーリアに突き放されてしまいましたが最後まで粘り切り3馬身差の2着。成長しているようですが展開が向いた印象。距離が伸びて東京の速い馬場で外枠からでは厳しいレースになりそう。

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⑮アドマイヤハダル デムーロ : デビュー戦は好位につけ直線じわじわ伸びて抜け出し最後は詰め寄られましたがクビ差凌いで優勝。アイビーSでは中団後ろにつけ直線で良い感じに伸びて来ましたが先頭に並びかけたあたりで勢いがなくなり他馬に交わされ0.4差の4着に終わりました。エリカ賞では2番手につけ4角で先頭に並びかけ直線でもしぶとく伸びて優勝。最後はディープモンスターに迫られましたが1/2差凌ぎました。若葉Sでは中団につけ3~4角で徐々に上がって行き直線に入るとぐんぐん伸びて後続に3馬身差をつける完勝。前走の皐月賞では先行集団のインにつけ4角で外に出すと直線でじわじわ伸びて勝ち馬から0.6差の4着でした。道悪でキレが削がれた感じですね。良馬場ならもっとやれるでしょうから時計の速い東京なら一発あるかもしれません。ただ最終追い切りを2回行う誤算があったのは心配。

⑯サトノレイナス ルメール : サトノフラッグの妹。デビュー戦はやや出遅れ気味のスタートで中団後ろから。3~4角で外から上がって行き直線良い伸びで差し切り勝ち。続くサフラン賞は出遅れて最後方から。4角で外に出すと直線で一気に伸びて完勝。阪神JFでは出遅れましたが直ぐに押して巻き返し中団馬群の中でソダシを見る位置につける。直線に入り追われるも反応が鈍くソダシに置いて行かれましたが残り150m辺りでエンジンが掛かり一気に前に迫りソダシとクビの上げ下げになりましたがハナ差競り負け2着まで。前走の桜花賞ではややスタートが遅く後方から。直線に入り外に持ち出すとそこからぐんぐん伸びて前に迫りましたが勝ったソダシにクビ差届かず2着に終わりました。上がり32.9の脚を使いましたがスタートの遅さが致命的ですね。2400mに伸びる今回は追走が楽になるでしょうからもう少し前目につけて来るかも知れませんね。唯一の牝馬ですが2kg差は大きいですし十分通用しそうですね。ただ外枠は厳しいかも。

⑰バスラットレオン 藤岡佑 : シンザン記念では2番手につけそのまま直線に入ると抜け出したピクシーナイトを追いましたが突き放され後続にも交わされ3着に終わりました。続く1勝クラスでは新人の古川奈穂騎手を乗せて逃げ切り圧勝。前走のNZTでも逃げて直線で突き放し5馬身差の圧勝。新馬勝ちも含めて逃げるとかなり強く負けなしですね。前走のNHKマイルカップはスタート直後に躓いて落馬してしまい競争中止。ダメージもなくここへ出走することになりました。しかしこの馬には距離が長すぎるでしょうし大外から逃げの手に出るのはいかにも厳しい。

以上、出走馬を見ていきました。

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