マイルチャンピオンシップの出走馬を見ていきましょう。第２弾
⑨グレナディアガーズ 池添謙 ： デビュー３戦目を強い内容で初勝利。そこからいきなりのG1挑戦で朝日杯に出走。レースでは離れた３番手でレースを進め直線に入り前を追いかけ残り200ｍ辺りで捕まえるとそのまま押し切って優勝。展開が向いたとはいえ２歳レコードで強い勝ち方でしたね。ファルコンステークスでは２番手につけ３角辺りで逃げ馬に並びかけ最後まで２頭で横並びの状態でしたが最後まで抜け出せずアタマ差の２着。NHKマイルCでは速い流れを好位で追走し直線で一旦先頭に立ちましたが後ろの馬に交わされ３着まで。厳しい展開のなか頑張りましたね。前走の京成杯AHではそれほど速い流れでもなかったが追走に苦労する感じで中団から。３～４角で大外を通って上がって行きかなりロスの大きなコース取りになりましたが直線に入りぐんぐん伸びて前に迫り勝ったカテドラルから0.1差の３着でした。負けて強しの内容ですしBCマイルに出走するつもりで緩めの仕上げだったようで叩いた上積みは大きそう。ここは一発あるかも。
⑩ロータスランド 田辺裕 ： デビュー勝ちの後もみじS２着。阪神JFは１２着と崩れるもその後は５連続連対と好走。中京記念は５着でしたが関屋記念で重賞初制覇。前走の富士ステークスでは逃げて直線に入り一旦抜け出しましたが残り２００ｍ辺りで馬群に飲み込まれて１０着と大敗。+10ｋｇと重め残りもあったし目標にされたのも厳しかったか。一叩きで上積みが見込めますし本来の好位からの競馬が出来ればこの相手でも通用するのではないでしょうか。
⑪カテドラル 戸崎圭 ： ３歳時はNHKマイルで0.1差の3着と好走。グランアレグリアに先着していますね。その後もそれなりに走れていましたが今年に入って重賞で連続２着と好調。安田記念では時計が速すぎたのか１２着と完敗。中京記念は２着と巻き返し前走の京成杯AHでは中団後ろのインで脚を溜め直線では馬群を縫って良く伸びて重賞初制覇。ただ３着のグレナディアガーズがロスの大きな競馬になったのに対してこの馬はかなりスムーズだったので力関係は微妙な感じもします。とはいえ今年に入ってかなり好調なので今の時計の掛かる阪神なら好走も期待出来そうです。
⑫グランアレグリア ルメール ： これまでＧ１で５勝をあげる現役最強マイラー。特に昨年の安田記念ではアーモンドアイを置き去りにする圧倒的な強さを見せました。スプリンターズＳではとても届かない位置から飛んできて圧勝。マイルＣＳでは一転好位からの競馬。馬群に包まれて追えない場面もありながら完勝。大阪杯では距離延長と極悪馬場で４着に敗れましたが力は見せましたね。ヴィクトリアマイルはベストのマイル戦で牝馬限定で当然のように圧勝。安田記念では連戦の疲れと初めての中２週。しかも蹄を痛めたという話もあり調教もかなり軽めで不安材料も多かったですが２着と力は見せました。その後、喉鳴りの手術をしましたが経過は良好。前走の天皇賞・秋では積極的に２～３番手からの競馬。直線に入り一旦先頭に立ちましたがエフフォーリアとコントレイルに交わされ３着に終わりました。距離が長かったようですね。ここはベストのマイル戦ですが時計の掛かる馬場はマイナスですし中２週も心配。蹄の状態もあってこのレースで引退が決まっているなど不安材料が多いのは気がかり。力を出せれば圧勝までありそうですがどうでしょうか。
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⑬ダノンザキッド 川田将 ： デビューから３連勝でホープフルSを勝ちＧ１初制覇。道中気難しい感じもあり反応の悪いところもありましたが終わってみれば強かったですね。弥生賞は３着で初黒星でしたが仕上がり途上。しかし本番の皐月賞では１５着と大敗してしまいました。厳しいレースになったとは思いますが本質的には距離が長いのか中山が合わない可能性もあるかもしれません。前走の富士ステークスでは初のマイル戦となりましたがレースでは後方から直線で良く伸び一瞬抜け出すかという勢いでしたが最後は伸びきれず４着でした。休み明けの影響もあったでしょうしここは上積みが見込めますね。
⑭リプレーザ 幸英明 ： 芝でも１勝を上げていますが基本的にダート馬でしょう。さすがにここは厳しい。
⑮サウンドカナロア 藤岡康 ： ここ３戦は３勝クラスで全て最下位争いと散々。逃げて失速していることから今回は控える競馬をするようですがさすがにこの成績では厳しいでしょう。
⑯レインボーフラッグ 小崎凌 ： すでに８歳で近走の成績も冴えない。厳しい。
以上、出走馬を見ていきました。
