中山金杯の枠順が決定しましたので出走馬を見ていきましょう。
①タニノフランケル 53.0 内田博 ： 前走は京都の大原Ｓを２番手追走から抜け出し優勝。逃げずに好結果が出たのは良かったですね。中山競馬場は開催替わりで内目の先行馬に有利になりそうなのでチャンスはありそうです。他馬に比べてハンデが軽いのも良いですね。ただ、先行得意な武豊Ｊから内田Ｊへの乗り替わりは大きなマイナスでしょう。
②アドマイヤリード 56.0 横山典 ： 前走は中山のディセンバーＳで１年半ぶりの勝利。一昨年のヴィクトリアＭ以来でした。今回も勢いに乗って･･･と行きたいところですが１ハロンの延長がどう出るか。追い込み脚質のこの馬にとってコース替わりも不利に働くかもしれません。展開が嵌まって一発あるかどうかですね。
③コズミックフォース 56.0 石橋脩 ： 前走は菊花賞で先行して失速。１５着と大敗してしまいました。しかし、明らかに距離が長かったですし、後方にいた馬達に流れが向いたこともあったので度外視したいですね。強いと言われている世代のダービー３着馬ですし、同世代の他の馬達が人気するなら、こちらを狙う方が面白い気はします。
④ランガディア 54.0 北村宏 ： 前走は東京のノベンバーＳを勝利し２連勝。５歳馬ですが、まだ８戦のキャリアで伸びしろ十分。ハンデも軽いですし、ここで一発あっても驚けないですね。ただ、良績が左回りで大箱の東京と新潟で、唯一の大敗が右の小回りの中山というのは少し気になります。
⑤サンマルティン 56.0 Oマーフィー ： 前走、毎日王冠は１０着大敗。そこから３ヵ月の休養明けでここへ。母親譲りの末脚は強烈もここでは厳しそう。夏のローカル向きでしょうね。鞍上の早仕掛けには注目しています。
⑥エアアンセム 57.0 田辺 ： 前走、福島記念はハイペースのなか先行してしぶとく３着。もう８歳ですが大崩れなく走ってくれるのでここでも馬券に絡んでくる可能性は十分でしょう。
⑦マイネルハニー 57.0 柴田大 ： 前走は中山のディセンバーSで好位から伸び負けて６着。勝ったアドマイヤリードとは0.3差ですし１頭だけ斤量58kgを背負っていたことを考えると、簡単には見限れないですが・・・
⑧マウントゴールド 56.0 武豊 ： 前走、チャレンジCは好位から伸びて２着。ただ外に出すロスがあったとはいえ勝ったエアウィンザーには完敗。それでも３着のステイフーリッシュは離したので悪くはなかったか。オープンに入っても３，１，２着と崩れておらず、冬の中山向きのステゴ産駒でもあり、ここでも上位争いは可能でしょう。
⑨ストロングタイタン 57.0 大野 ： 前走の中日新聞杯はやや掛かり気味になることもありましたがしぶとく伸びて３着。ただし前とは差がありました。休み明けで+36kgと大幅に増えていたので叩いた上積みはありそうです。
⑩ヤングマンパワー 57.0 丸山 ： 前走、富士Sは中団から伸びず１５着と大敗。掛かりやすいですしマイル向きなので、２ハロンの延長はよくないでしょうね。今回は厳しそうです。
⑪ウインブライト 58.0 松岡 ： 前走マイルCSは９着も0.4差と着順ほど負けていません。昨年のここは２着ですし、冬場しか好走しない馬で中山も得意。距離延長も問題ないでしょう。ハンデは見込まれましたがチャンスは十分でしょう。
⑫タイムフライヤー 56.0 和田 ： 前走の菊花賞は後方から伸びて６着。２歳GⅠを勝ってからいい所がありませんが、ようやく復調してきたのではないでしょうか。ホープフルSを勝った中山ですし、そろそろ一発あっていいかも。
⑬ナスノセイカン 55.0 Fブロンデル ： 前走は中山のディセンバーSで９着。直線で狭い所に入り、抜け出せないままのゴールでした。かなりの勢いで伸びてきていましたので、前が開けば突き抜けていたかもしれません。休み明けは走らない傾向にある中での好走でしたから、今回一叩きで上積みもありそうで大穴ならコレか。
⑭ブラックバゴ 56.0 戸崎 ： 前走オールカマー６着の後休養。昨年のここで惜しい４着と好走しましたが、今回休み明けですし、近走の成績からも見送りが妥当でしょう。
⑮ステイフーリッシュ 56.0 藤岡佑 ： 前走のチャレンジCは離された３着。勝ったエアウィンザーに突き放されたし、２着のマウントゴールドとも差があったので、ここでは分が悪そう。しかし、ホープフルSで３着だった中山に替わるのは良いですし、1-0-2-0の2000mも得意。
⑯マイネルサージュ 56.0 津村 ： 前走は、夏の小倉記念で１０着。そこから５ヵ月の休み明けでここへ。７歳馬の休み明けで中山の大外枠と厳しい条件がそろいましたね。さすがに見送りが妥当でしょう。
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以上、出走馬を見ていきました。