オークスの出走馬を見ていきましょう。第１弾
①ウォーターナビレラ 武豊 ： 桜花賞では好スタートを切って前に行き２番手で流れに乗る。直線に入って前を捕らえに掛かりますがスパッとは切れずじわじわ伸びて残り200ｍ辺りで先頭に立つとそのまま勝ち切るかと思いましたがゴール寸前でスターズオンアースに交わされハナ差の２着でした。スピードがあってレースセンスも抜群ですがあと一歩勝ち切れませんね。今回は一気の距離延長でこの馬にはマイナスだと思いますが短距離馬でも好走出来るレースですしあまり気にしなくてもいいのではないでしょうか。遅生まれで他馬より伸びしろは大きいハズなのでここでもチャンスはあるでしょう。最内枠を引いたので内伸び馬場になってくれれば。
②スタニングローズ レーン ： 前走のフラワーカップでは３番手につけ直線で先に抜け出したニシノラブウインクを捕らえに行きますが相手もしぶとくゴール前で漸く差し切り重賞初制覇。サウジアラビアＲＣの３着時には強いと思いましたが先着されたコマンドラインとステルナティーアのその後の成績が悪いのでレベルが低かったか。２連勝の勢いはありますがここで勝ち負けになる感じはありませんね。
③アートハウス 川田将 ： デビュー戦は２番手につけ直線で抜け出し完勝。続くエリカ賞でも２番手につけ直線で抜け出しにかかりますが手応えがなく失速。６着に終わりました。前走の忘れな草賞では中団につけ直線で抜け出し後続を突き放す完勝。強い勝ち方ですが相手も弱く評価は微妙。エリカ賞もペースが速くて力が出せなかったとすれば人気程の信頼感はありませんね。勝つ時は強いですし調教の動きも良いですが中心視するのは危険な感じも。
④ルージュエヴァイユ 池添謙 ： デビュー戦は中団につけ直線に入りじわじわ前に迫り残り150ｍ辺りでギアチェンジすると一気に加速し差し切り勝ち。着差はハナ差ですがかなり強かったです。デイジー賞でも直線残り150ｍ辺りから急加速で差し切り勝ち。２走とも中山でしたが長く良い脚を使えますし最後のもう一伸びも速く東京でさらにキレが生きてきそうな感じでした。前走のフローラＳでは後方につけ直線に入ると前の馬がフラフラして行くところ行くところフタをされてしまい脚を使えたのは実質200ｍほど。完全に脚を余した感じで５着に終わりました。今回池添騎手に乗り替わりで良い方に出そうですし操縦性が高く長距離向き。スムーズに捌ければ上位争いになるかもしれません。
⑤サウンドビバーチェ 石橋脩 ： デビュー戦は前に行って粘れず７着。２戦目は中団から直線で行き場を無くし６着。３戦目は前に行き直線で叩き合いになりハナ差で初勝利。白菊賞では中団から直線で抜け出し叩き合いでハナ差競り負け２着。デイジー賞では中団から直線で前を捕らえ差し切り勝ち。前走のチューリップ賞では２番手につけ直線で一旦抜け出しギリギリまで良く粘りますが最後に交わされ４着でした。前に行く脚もありますし終いもしぶとい。調教はかなり動いていますし前残りになれば怖いか。
ランキングに参加しています。クリックのご協力をお願いします。
⑥サークルオブライフ デムーロ ： 阪神JFでは中団後ろにつけ直線で外からぐんぐん伸びて差し切り勝ち。Ｇ１初制覇を決めました。チューリップ賞では好位からの競馬で直線に入り抜け出しにかかりますがモタついてしまいキレのある馬に交わされて３着。桜花賞では後方で脚を溜め直線を向いて外からぐんぐん伸びて0.1差の４着でした。内伸び馬場で外枠は痛かったですが直線では１度ぶつけられましたがおおむねスムーズに伸びて届かなかったのはイマイチ。内を突いた馬はごちゃ着く場面もありましたからこの馬の評価だけここまで上がるのは違和感。力は認めても信頼度は低い。
⑦ホウオウバニラ 横山典 ： デビュー戦は好位から抜け出し優勝。アルメリア賞では２番手から直線で先頭に並びかけますが後続に差されて３着でした。前走のフローラＳではスタートは決めたものの外から次々前に入られ後ろに下がってしまい何度も頭を上げていました。直線に入ってじわじわ伸びましたが７着まで。前に行く脚はあってもここで馬券になる感じはありませんね。
⑧ナミュール 横山武 ： 赤松賞では出遅れて直線入口では逃げた馬にかなり離されていましたがそこからぐんぐん伸びて差し切る完勝。桁違いの末脚を発揮しました。阪神JFではまたも出遅れて最後方。直線では全く伸びないハズの最内に入れぐんぐん伸びて来ますが0.2差の４着に終わりました。チューリップ賞ではスタートを決め中団馬群の中。直線に入り周りを囲まれて万事休すかと思いましたが残り300ｍで外に出すと一気に伸びて差し切り勝ち。前走の桜花賞では内伸び馬場の大外枠、出遅れ、早めに動いて末脚を無くすという酷い競馬で１０着ですが0.3差。ただチューリップ賞で仕上げた分、お釣りもなく状態が悪かったのが敗因だと思います。今回は前走よりもいい状態で出走出来そうなので巻き返して来る可能性は高そうです。
⑨エリカヴィータ 福永祐 ： デビュー勝ちの後フェアリーＳでは出遅れて後方からになり４角でスピードに乗った所で不利を受けトモを取られる感じになり１０着も度外視。前走のフローラＳでは好位のインにつけ直線で内からじわじわ伸びて差し切り勝ち。重賞初制覇を決めました。良い勝ち方でしたが展開と馬場が向いたのも確かなのであまり評価は出来ないですね。距離は伸びて良さそうですが馬体を減らしているのも気になり。
以上、出走馬を見ていきました。
次回へ続く・・・
