皐月賞の出走馬を見ていきましょう。第2弾
⑨ラーゴム 北村友 : デビュー戦は好位から抜け出し完勝。アイビーSでは中団外につけ直線で外から良く伸びて来ましたが勝ったオーソクレースには及ばずクビ差の2着まで。京都2歳Sでは中団につけ3~4角で外から上がって行き直線に入ってそれなりに伸びましたが外から来た馬に交わされ2着でした。前走のきさらぎ賞では好スタートから前に行き好位のインにつける。直線に入り先頭に並びかけるとそこから良く伸び突き放しにかかりますが最後はヨーホーレイクにクビ差まで迫られましたが何とか凌いで優勝。重賞初勝利をあげました。通ってきたコースの分の勝ちと言う感じですが器用なレース運びを出来るのは大きな武器ですね。中山は合うタイプだと思いますしパワーもあり今の馬場も良いでしょう。力は少し落ちると思いますが展開次第では圏内かも。
⑩シュヴァリエローズ 三浦皇 : デビュー戦は好位につけ直線しぶとく伸びて優勝。新潟2歳Sでは出遅れて最後方になりそのまま直線に入ると他馬が馬場の良い外に持ち出したのに対しこの馬だけ最内に入れ伸びて来ましたが1.1差の5着でした。これは度外視でいいでしょう。萩ステークスでは逃げた馬から離れた2番手につけ4角辺りで徐々に差を詰め直線に入るとしぶとく伸びて優勝。ホープフルSでは中団後ろにつけ3~4角で徐々に上がって行き直線で外からしぶとく伸び前に迫りましたが勝ったダノンザキッドから0.6差の5着でした。前走の若葉Sでは中団につけ直線に入り先に抜け出したアドマイヤハダルを追いましたが突き放されて3馬身差の2着でした。勝負所でハダルが外から動いて行ったのに対してこちらは馬群の中でやや窮屈な場面もあったので着差程の力差はないかもしれません。こちらが1番人気だったのに今回かなり人気を落とすのは侮り過ぎかも。
⑪ディープモンスター 戸崎圭 : デビュー戦は好位の外につけ3~4角で上がって行き直線に入るとぐんぐん伸びて後続を突き放す完勝。エリカ賞では中団後ろにつけ3~4角で上がって行き直線で外から良く伸びて前を追いましたが先に抜け出したアドマイヤハダルを1/2差捕らえきれず2着でした。ただ勝ちに行くというより脚を測る感じではありました。梅花賞では後方につけ3~4角で上がって行き直線に入ると良い伸びを見せ抜け出す完勝。前走のすみれSではスタートで外によれてしまい内に戻るロスがあって後方から。3~4角で外から進出し直線に入るとぐんぐん伸びて0.4差つける完勝。かなりの素質を感じる馬ですが一線級相手に走っていませんし待ち時計もなく現時点で通用するのかは疑問。ここで通用するなら今後も楽しみだが。
⑫ワールドリバイバル 菱田裕 : デビュー2戦目で初勝利。その後2連敗し休養。今年に入り1勝クラスを勝って2勝目。前走のスプリングSでは好スタートを決めて前に行きそのまま逃げの手に。途中で一度交わされましたが直ぐに抜き返し先頭のまま直線へ。残り100m辺りまでしぶとく頑張りましたが最後は交わされてしまい0.7差の6着に終わりました。マイペースで行ければそれなりに頑張るでしょうがさすがにここで通用する感じはありませんね。
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⑬タイトルホルダー 田辺裕 : デビュー戦は逃げの手に出て直線に入り最後までしぶとく粘り完勝。東スポ杯2歳Sでは逃げた馬から離れた2番手につけ直線に入りダノンザキッドと一緒に抜け出してきましたが切れ負けて0.2差の2着でした。展開はバッチリでしたが相手が強かったですね。ホープフルSではスタートを決め前に行き2~3番手につける。直線入口で先頭に並びかけるも追い比べで切れ負け0.5差の4着でした。前走の弥生賞では好スタートから逃げの手に出てスローペースに持ち込み直線に入っても最後までしぶとく粘り切り優勝。重賞初制覇を飾りましたが展開が嵌った感じですね。本番ではこうはいかないと思いますが道悪は問題ないでしょうしワールドリバイバルを行かせた2番手で展開が向きそうな気もします。ちょっと怖いか。
⑭アサマノイタズラ 嶋田純 : デビュー戦は2番手につけ直線入口で先頭に並びかけるも伸びがなく勝ち馬から0.8差の3着でした。2戦目は先団の外につけ3~4角で外から徐々に上がって行き直線に入ると良い伸びを見せ後続を4馬身突き放して完勝。続く水仙賞では中団馬群の中につけるが直線に入っても周りを囲まれたままで動けず勝ち馬から0.4差の4着に終わりました。前走のスプリングSでは中団の外につけ3~4角で外から上がって行き直線良い伸びを見せ残り50m辺りで一旦先頭に立ちましたがゴール寸前でアタマ差交わされ2着でした。パワータイプで力のいる馬場になった方が良さそうですね。全4戦中山で走り馬群に囲まれた水仙賞以外は馬券圏内ですし適正は高そう。ここもこの馬向きの馬場になりそうですし一発ありそうな感じ。
⑮グラティアス デムーロ : デビュー戦は逃げの手に出てそのまま直線に入り抜け出すと2着馬に並ばれて交わされかけましたがゴール前でもう一伸びし0.2差つけ優勝。前走の京成杯では好位のインにつけ4角で最内から上がって行き直線に入り先頭に並びかけるとぐんぐん伸びて後続を突き放す完勝。重賞初制覇を飾りました。レシステンシアの弟で期待したいがさすがにまだ2戦でキャリア不足。いきなりG1の厳しい流れではここ2戦のようにはいかないでしょう。
⑯レッドベルオーブ 福永祐 : デビュー2戦目で初勝利。レコードでの圧勝でした。デイリー杯2歳Sでは好位につけるも掛かり気味になるのを必死で抑えて中団に下がる。直線に入り内を突いて伸びてホウオウアマゾンとの叩き合いからアタマ差抜け出しまたもレコード勝ち。朝日杯FSでは先団外につけるも掛かり気味。中団まで下がって直線に入ると外からじわじわ伸び0.4差の3着でした。実力は本物でここへ入っても上位の存在。ただレコード連発のスピードタイプで今の馬場は合わないかもしれません。距離はマイルの経験しかありませんが対応出来そう。馬場状態と展開次第ではチャンスも出てくるか。
以上、出走馬を見ていきました。