凱旋門賞2022~見解①

競馬予想

凱旋門賞の出走馬を見ていきましょう。第1弾

[1]⑩メンドシーノ : 昨年のバイエルン大賞でアルピニスタの2着と好走。前走のバーデン大賞ではトルカータータッソに競り勝ちアタマ差で優勝。強い相手に好走しましたがどちらも少頭数でしたしどちらもドイツのレース。ドイツでの成績が3-2-0-1なのに対してフランスでは0-0-1-3と良くないのは気になりますね。重馬場は問題なさそうですが同じドイツ馬のトルカータータッソのように得意でもなさそう。鞍上は昨年トルカータータッソで優勝したピーチュレク騎手ですが連覇は難しそうです。

[2]⑮ヴァデニ : 仏ダービーを圧勝。続くエクリプスSではミシュリフをはじめ古馬を撃破。前走の愛チャンピオンSでは同じ3歳のルクセンブルクとオネストに敗れて3着に終わりました。ただ伸びてきたところで最内へ突っ込み狭くなったのか勢いが止まったようにも見えましたね。良い切れ味を持っているのでスムーズに捌けると突き抜けるかもしれません。問題は2100mまでしか経験がなく距離延長に対応出来るかでしょう。重馬場は問題なく走れていますが陣営はあまり悪くなって欲しくなさそうですね。スクラッチの可能性もあるかも。

[3]⑲ドウデュース : 今年の日本ダービー馬。皐月賞もダービーも後ろから凄い切れ味を発揮していますが前にも行けるタイプ。前走のニエル賞では最後方から馬なりで上がって行き楽勝かと思われたところで止まってしまい4着。完全に調教替わりの一戦と割り切っていたようですから結果は仕方ないですがいつもの走り方ではなかったのは気になりますね。ただそこから3週間でしっかり仕上げられた様子で馬体が見違えました。これなら期待も持てそうですが馬場はあまり悪くなってほしくないですね。

[4]⑯アルハキーム : 2年前の勝ち馬ソットサスの近親。2走前の仏ダービーでは2番人気に推されましたが後方から追い込んで4着でした。勝ったヴァデニには突き放されていますし力差を感じますね。距離も未経験ですし推せる要素がソットサスだけでは買い辛いですね。

[5]⑥ディープボンド : 昨年はフォワ賞でマイペースの逃げに持ち込み33秒台の上りを使って完勝。良馬場でしたが本番に期待を抱かせる内容でしたね。しかし本番では一瞬伸びを見せたものの失速して大差の14着で最下位。帰国してからはいつものように長距離戦で堅実に上位争いに加わっています。ズブさが増しているので鞍上が川田騎手に替わるのは良いですね。今年も道悪は避けられませんが案外対応出来るかもしれません。

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[6]⑭アルピニスタ : 長めの距離のレースを使いだしてから本格化。現在7連勝中でG1・5連勝。どんな馬場状態でもどこの競馬場でもしっかり走れていますね。ただロンシャンで酷い道悪になった時は力を出し切れない可能性はありそう。多頭数で揉まれた経験がなく連勝中のレースレベルにも疑問。人気になるなら評価を下げたい1頭。

[7]⑱ウエストオーバー : 英ダービーでは直線で完全に詰まってかなりのロスがありながら抜け出してから猛然と追い上げ3着。スムーズなら楽勝だったのではないでしょうか。鞍上が批判され続く愛ダービーでは乗り替わって好位から楽々抜け出し圧勝。しかし前走のKG6&QESでは気負っていた様子で逃げてしまい失速大敗してしまいました。今回は再度乗り慣れたホーンビー騎手に手が戻りますし終いを生かす乗り方をすれば怖い存在になりそう。

[8]⑳ルクセンブルク : 英2000ギニーではスタートで出遅れさらに躓き後方から。勝負所から伸びて来ましたが最後はやや脚が上がり気味になり3着まで。次走に英ダービーを予定していましたが筋肉を傷めて回避。立て直してG3を勝つと前走の愛チャンピオンSでは後方から良い脚を長く使いオネストとの叩き合いを制しヴァデニやミシュリフも下しました。強い馬だとは思いますが距離が伸びるのは心配ですね。2400mになるとオネストやヴァデニが逆転しそうな感じがします。

[9]⑬グランドグローリー : 昨年のジャパンカップで5着だったのが記憶に新しいですが地元ではこれと言って強調出来ることはありませんね。6歳牝馬ですしここは厳しそうです。

[10]⑪タイトルホルダー : 日本の総大将という位置付けですが海外経験はありませんし鞍上も経験不足。なによりぶっつけで挑むのは無謀でしょう。スタミナがあるといっても2年前に長距離戦で無双していたストラディバリウスが通用しなかったようにスタミナだけではどうにもならないと思います。やはりキレは必要でしょう。ハイペースで逃げてどこまで粘れるかですね。

以上、出走馬を見ていきました。

次回へ続く・・・

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