菊花賞の出走馬を見ていきましょう。第2弾
⑤ワールドプレミア 武豊 : デビュー4戦目の若葉Sでヴェロックスの2着に入りましたがその後軽度な骨折が判明し6ヵ月半の休養。復帰初戦の前走神戸新聞杯では以前と変わらず後方からの競馬になりましたが息の長い末脚でぐんぐん伸びサートゥルナーリアの3着に入り菊花賞の優先出走権を獲得しました。スタートから進んでいかないところは相変わらずで成長が待たれますがそれでも促してからの反応は以前よりはマシになっていました。このレースでは4角で内の馬が外に張り出したあおりを受けてかなり外まで膨れてしまいましたが直線で立て直してから凄い勢いで伸びて来ました。これで2着のヴェロックスと0.2差なら十分逆転のチャンスはありそうですね。デビュー当初からずっとソエの影響でまともな状態で使われたことがないようですが今回は漸くまともに仕上げられたようです。脚質的に京都の外回りは合うハズですしG1馬もトライアル勝ち馬もいないここなら上位争い濃厚でしょう。
⑥ディバインフォース 横山典 : デビュー5戦目の2400mを勝ち上がりいきなり青葉賞に挑戦しましたが惨敗。自己条件に戻り古馬相手に2600mで完勝。前走も自己条件の2600m戦で出遅れて後方からになり3~4角を外から捲って行きかなり距離ロスがありながら0.2差の5着と惜しい競馬。2走前も同じような競馬でしたが勝ち切っておりこういうタイプなのでしょう。スタミナはなかなかありそうですし長く良い脚を使えるので追い出すタイミング次第では上位進出があっても。
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⑦ヒシゲッコウ スミヨン : デビュー戦を快勝し2戦目のプリンシパルSでザダルと0.3差の3着。直線で馬群に囲まれて他馬がぶつかり合っているような厳しい状況でしたが間を割ってしぶとく伸びました。夏場は北海道で自己条件を連勝しここへ。前走の阿寒湖特別2600mでは後方から追い上げ直線で良く伸びて完勝。古馬相手に強い競馬でしたがレースレベルは高くなかったと思います。とはいえしっかり勝ち切ったのは良かったですね。デビューから2000mばかり使われていましたが2600mに伸びても問題ありませんでした。ステルヴィオの半弟ですが父がルーラーシップに替わったことで長距離向きに出たようですね。今回は初めての関西遠征ということで輸送の心配もありますし京都コースでどうかの懸念もありますが力はかなりあると思うので楽しみの方が大きいですね。
⑧メロディーレーン 坂井瑠 : 初勝利まで実に10戦を要しました。3走前に2400mの未勝利戦を勝ち2走前の2000m戦で惨敗。前走の2600mで2勝目を挙げ2/3の抽選を突破しここへの出走を決めました。牝馬の菊花賞参戦は10年ぶり。しかも前走時の馬体重が338kgとJRAの最少馬体重勝利記録を更新する小さな馬です。そんな体の割にかなりスタミナ豊富な馬らしく2400m以上では2-0-1-0と崩れていません。とはいえどれも減量騎手が乗っていて前走は49kgでした。それに対して今回は55kgでの出走。これまで54kgで走ったことがありますが2000m戦とはいえ3戦して10着13着7着と全く走れていませんね。さすがに厳しいと思いますが長距離向きなのは間違いなく前走も後方から捲って最後までしっかり伸びました。なかなか素質はありそうで応援はしたいですね。
以上、出走馬を見ていきました。
次回へ続く・・・