皐月賞の出走馬を見ていきましょう。
①コントレイル 福永祐 : デビューから3連勝でホープフルステークスを制覇した無敗のG1馬。2戦目の東スポ杯では中団から直線で追い出されるとぐんぐん伸びて5馬身差の圧勝。レコードを更新し持ち前のスピード能力を示しました。前走のホープフルステークスは初の中山で内目の2番枠からでしたがスッと前につけ被せられることもなく勝負所で外から上がって行き直線で抜け出すと2着馬には食い下がられましたがそれでも0.2差つけ完勝。馬場の軽い東京でも時計の掛かる中山でも問題ありませんでした。今回はそれ以来のぶっつけですし陣営は明らかにダービー狙いで本気度は高くなさそうですが能力でどこまでやれるかでしょう。土曜日は大雨のようで最内枠が心配でもありますね。ただ能力上位は間違いないでしょうから馬場と仕上がり具合であっさりまで。
②レクセランス 北村友 : 新馬勝ちの後2戦目の福寿草特別では最後方から早目に押し上げ中団につけ直線ではなかなか伸びませんでしたが最後は何とか差し切り2連勝。前走のすみれステークスでは5頭立ての最後方から直線でしぶとく伸びて何とか差し切り3連勝。3戦とも僅差の差し切り勝ちですしレースレベルも低そうで無敗馬でもそこまで評価は出来ませんね。陣営もダービーでピークにとのことですしここは軽視してもよさそうです。ただし酷い道悪が残ると浮上してくるかもしれませんので馬場状態には注意が必要でしょう。
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③コルテジア 松山弘 : 3戦目で勝ち上がり。続く京都2歳Sは逃げの手に出ましたが早めに来られて苦しくなり直線で失速し8着。シンザン記念は中団から伸びずバテず雪崩れ込んで前から離された3着。前走のきさらぎ賞は3番手につけ3~4角で外から押し上げて行き直線で良く伸びて差し切り勝ち。初重賞制覇を果たしました。これまでにない切れ味を見せ成長が窺えますね。前につけるスピードにキレも出てソコソコやれそうな雰囲気が出て来ました。
④テンピン 中井裕 : 12月中京の2000mでデビュー。スタートから前に行き2着馬と2頭並んで馬群を引っ張るも一団。ゆったりした流れから残り600m辺りで鞭を入れるがズブいのかなかなか反応しない感じ。残り200mでも2頭並んだままでしたがゴール前で漸く抜け出し新馬勝ち。いかにも凡戦で対戦相手も未だ勝ち上がった馬なし。ただ調教は動いていますし馬格もあり馬自体は良さそう。新馬勝ちから休み明けでいきなりG1では常識的には厳しいと思いますが今回道悪でもありますし前に行ってそのまま粘り込むことがあっても。
⑤サトノフラッグ ルメール : 1.8億円の高額馬。デビュー戦はスタート後ふらつき後方から。中団まで押し上げるも伸びがなく6着に敗れてしまいました。2戦目もスタートでよれましたが鞍上が上手く導き先団の後ろにつける。直線で外から良く伸びてレコードで完勝。続く1勝クラスも中団から良く伸びて連勝。前走の弥生賞では重馬場の最内枠でしたが鞍上が上手く外に出して後方から。3~4角で外を廻して上がって行き直線でもしっかり伸びて完勝。1戦ごとに内容が良くなり3連勝で重賞初制覇。長く良い脚を使えて道悪も問題なく東京よりも中山向きだと思うのでダービーよりもここで狙っておきたいですね。ただルメール騎手は調教も含めて初騎乗となることは少し心配ではあります。
以上、出走馬を見ていきました。
次回へ続く・・・