宝塚記念の出走馬を見ていきましょう。
ラッキーライラック デムーロ : デビュー時480kgだった馬体重が前走時には520kgと実に40kgも大きくなりいよいよ完成の域に。桜花賞でアーモンドアイに敗れてから成績が落ち始め早熟かとも思いましたが昨年の夏を越えて急成長。エリザベス女王杯ではかつてない切れ味を発揮し古馬を撃破しました。前走の大阪杯では牡馬相手に完勝し中距離では現役トップクラスの力を付けた様子。どちらかと言えば叩き良化型だと思いますが仕上がりは良さそうですしこのレースは牝馬が強くステゴ系の相性もいいのでチャンスはありそうです。
ブラストワンピース 川田将 : これまでの成績は7-0-0-6と勝つか負けるかの極端な一発タイプ。勝つ時は強いですが負けるときはあっさり負けてしまいますね。前走の大阪杯も中団後ろから3~4角で外に出し追い上げ態勢に入りましたが直線の手応えが悪くラッキーライラックから0.6差の7着でした。いつ走るのか分かりませんが休み明けは好成績ですし2年前の有馬記念や2走前のAJCCの勝ちっぷりからは阪神2200mは合いそうですから今回は走ってくるかもしれませんね。
ランキングに参加しています。クリックのご協力をお願いします。
サートゥルナーリア ルメール : ダービーや天皇賞・秋の敗戦から実力を疑われてしまいましたが有馬記念で2着と好走し汚名返上。前走の金鯱賞の勝ちっぷりから左回り苦手説にも反発。58kgも問題ありませんでした。やはり東京競馬場にのみ問題があるということでしょう。器用なタイプである程度前につけられて終いも切れるしパワーもあるので荒れ馬場もこなせそう。今回の条件は合いそうですし間隔を開けた方が好成績を残せています。状態もかなり良さそうですからここも崩れることはなさそうですね。勝ち負けを期待。
ワグネリアン 福永祐 : 2年前のダービー馬だがその後のG1では勝てず崩れずという微妙な成績。前走の大阪杯では中団のインにつけロスなく周って脚を溜めましたが直線に入って追い出されてもそれほど伸びずラッキーライラックから0.4差の5着。弱い馬ではないのですがもうワンパンチ足りない印象。ここも崩れないとは思いますが馬券圏内まで来れるかどうか。ただ時計の掛かる馬場の方が向いていると思うので雨馬場になりそうなのはチャンスかも。
グローリーヴェイズ レーン : 2年前の菊花賞でフィエールマンの0.5差5着。昨年の天皇賞・春ではフィエールマンとクビ差の2着。現役トップクラスの馬と差のない競馬が出来ていますね。そして前走の香港ヴァーズではラッキーライラックを0.6突き放して圧勝。かなり力を付けて本格化している感じですしこの相手でも十分やれる力はありそうです。今回は7ヵ月ぶりというのが問題ですが仕上がってさえいれば上位争いに。
以上、出走馬を見ていきました。
次回へ続く・・・