ジャパンカップの出走馬を見ていきましょう。第2弾
グローリーヴェイズ 川田将 : 昨年の香港ヴァーズを勝ちG1初制覇。今年初戦はドバイに渡りましたが中止になりカラ輸送になってしまいました。その後は宝塚記念に出走しましたが+14kgと重め残りの上に道悪、出遅れ、早めに大外から上がって行くロスなど重なり直線に入るころにはバテてズルズル後退し大差の惨敗でした。前走の京都大賞典では好位から抜け出す完勝で力を見せましたね。ここは相手は強くなりますが十分通用すると思いますしこのレースに強いディープ産駒で一角崩しの期待は持てるでしょう。
コントレイル 福永祐 : 無敗の3冠牡馬がここに参戦。皐月賞は鞍上のミスを馬が巻き返し完勝。ダービーは好位から危なげない楽勝。菊花賞は初めて厳しいレースになりましたが最後まで抜かせないしぶとさを見せ着差以上の強さでしたね。さすがに3000mは長かったようで2400mへの短縮は好条件。問題は激戦の後の中4週での出走ということで回避の可能性も高かったと思いますがしっかり回復してきた様子。マイルCSでサリオスが5着に敗れたことで世代レベルを疑問視されがちですがあれは騎乗ミスだと思いますしコントレイル本来の力を発揮出来ればG1・8勝馬相手でも力負けすることはないでしょう。競馬が上手なタイプですし不利を受ける可能性は少ないと思いますが今回はいつものようにディープボンドが進路を確保してくれないですし逆にノーザン系の馬が多いので厳しいレースになる可能性はあるかもしれません。
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デアリングタクト 松山弘 : こちらも無敗の3冠馬。コントレイルに比べると荒々しいレースが目立ちますがインパクトはありますね。桜花賞は酷い道悪の中とても届かない位置から1頭だけ鋭く伸びて差し切り勝ち。オークスは道中馬群に囲まれて動くに動けず直線でも進路を探しながら強引に抜け出し差し切り。秋華賞では打って変わって外々を周ってかなりの安全運転をしながらしっかり突き抜け3冠達成。こちらも世代レベルを疑問視されていますがエリザベス女王杯のソフトフルート辺りは乗り方次第でもう少しやれたと思いますし何よりこの馬自身のパフォーマンスからは古馬相手でも十分通用するハズ。3強の中ではこの馬が1番ローテ的に余裕がありますし53kgで出走出来るのも有利に映ります。鞍上も重圧を乗り越え気楽な立場で挑めるでしょうから勝機はありそうです。
トーラスジェミニ 田辺裕 : スピードがあってハナを切れますが終いが頼りなく結局は馬群に沈んでしまいますね。この相手ならなおさらでしょう。
パフォーマプロミス 岩田望 : 昨年の天皇賞・春で3着の後骨折が判明し1年1ヵ月の休養。今年初戦となった休み明けの鳴尾記念でいきなりの勝利。力のある所を見せました。そこからまた4ヵ月の休養を挟んだ前走の京都大賞典では中団から進めましたが直線での伸びがなく6着に終わりました。東京は得意ですし距離も合いますがもう8歳。いくら休養期間が長く年より若いとしてもさすがにここでどうにかなるような力はないでしょう。
以上、出走馬を見ていきました。
次回へ続く・・・