天皇賞・春の出走馬を見ていきましょう。第2弾
⑩トーセンカンビーナ 藤岡康 : 2.5億円の高額馬。2年前の阪神大賞典で2着し天皇賞でも5着と好走。その後はしばらく低迷しましたが距離を伸ばした3走前のステイヤーズSで4着、2走前のダイヤモンドSで3着と好走出来ました。前走の阪神大賞典ではダッシュが効かず後方から。直線に入りそれなりに伸びましたが7着まで。スタートが悪いので後方になってしまいますが上りは殆どのレースで3位以内と良い脚を持っていますね。とにかく良い位置を取りたい。
⑪マイネルファンロン 松岡正 : ユーバーレーベンの兄。妹と違ってこちらはあまり切れる脚を使えませんね。ただ良い脚を長く使えるタイプ。これまで2000m前後のレースを中心に使われていましたが今回一気の距離延長はどうでしょう。自然に良い位置が取れるなら良い方に出るかもしれませんね。このレースと相性がいいステゴ産駒ですし一発あっても。
⑫ハヤヤッコ 武豊 : デビュー3戦は芝を使われましたがそこからダートへ転向。約3年程ダートで頑張っていましたが前走の日経賞で久々に芝のレースに出走。先団につけ直線で良い脚を使って前に迫り勝ったタイトルホルダーと0.4差の5着と対応してきました。芝でも十分やれそうですし距離は問題ないでしょう。道悪になれば浮上してくるかも。
⑬ロバートソンキー 伊藤工 : 3歳時には神戸新聞杯でコントレイルと0.3差の3着。続く菊花賞では最後の直線で伸びない内へ突っ込んだため伸び負けて6着に終わりましたが能力は見せました。その後、順調に使えていませんが休み休みの出走ながら1勝クラス2勝クラスを連勝。前走の3勝クラスでは3着でしたが見せ場はありました。今回格上挑戦になりますが長距離戦なら十分通用するのではないでしょうか。
⑭ヴァルコス 三浦皇 : 3歳時には青葉賞でオーソリティとクビ差の2着。菊花賞で8着の後、屈腱炎を発症し1年間の休養。休み明けから7着8着4着と3戦消化。そろそろ本調子を取り戻してきたようですがこれといって強調材料に欠けるので見送りたいですね。
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⑮タガノディアマンテ 幸英明 : 3歳時には菊花賞で0.6差7着とマズマズ。4歳になって万葉Sを勝ち、ステイヤーズSで2着と長距離適正を示しました。昨年のAJCCで9着のあと脚部不安で1年の休養。今年の金杯で復帰しいきなり4着と好走。前走の京都記念では好位のインにつけますが掛かり気味。なんとか我慢して直線に入るとしぶとく前に迫りましたが結局追いつけずに2着でした。距離延長も問題ないですしチャンスはあるかもしれません。
⑯タイトルホルダー 横山和 : デビュー以来ホープフルSで4着、皐月賞で2着と世代上位の力を見せていました。ダービーでは6着でしたが菊花賞では逃げ切り5馬身差の圧勝。有馬記念でも5着と好走し1年を締めくくりました。今年初戦の日経賞ではマイペースの逃げに持ち込みそのまま逃げ切って優勝。有馬記念のあと右後脚の不安で一頓挫あったものを立て直しての勝利で今回は上積みが大きそうですね。ただ8枠を引いてしまったのでかなり厳しくなったのは事実。実力は認めても強くは押せないかも。
⑰シルヴァーソニック 川田将 : ここ3走ステイヤーズS、万葉S、阪神大賞典と3連続3着好走ですが勝ち切れませんね。スタミナ豊富で阪神も得意。混戦になれば浮上して来そうですが外枠は厳しいか。道悪も良いとは言えず狙いは下がりますね。好調の鞍上に賭けるしかありませんがどうでしょうか。
⑱ディープボンド 和田竜 : 昨年の天皇賞・春では勝負所で手応えが悪くかなりガシガシ追われてしぶとく伸びて来て勝ったかと思ったところを一気に交わされ2着に終わりました。渡仏して初戦のフォワ賞ではマイペースの逃げに持ち込み33秒台の上りを使って完勝。続く凱旋門賞ではかなり酷い重馬場で全く力を出せず最下位でしたが度外視していいでしょう。海外帰り初戦の有馬記念では好位からしぶとく伸びてエフフォーリアと0.1差の2着でした。前走の阪神大賞典では中団から良く伸びて優勝。切れ味勝負にも対応出来ましたね。昨年よりパワーアップしていますし相手のレベルは下がっている感じ。G1初制覇のチャンスは大きいでしょう。大外枠を引きましたがタイトルホルダーの後ろからついて行けば楽に良い所を取れそうですし反応の悪いタイプですから内でごちゃつくよりよっぽどいいと思います。
以上、出走馬を見ていきました。