有馬記念の出走馬を見ていきましょう。第2弾
⑦ラッキーライラック 福永祐 : デビューから4連勝で桜花賞でも1番人気に推されましたがアーモンドアイに敗れてから勝てなくなって1年半も未勝利。昨年のエリザベス女王杯では4角で内を突いて伸びてくる好騎乗もあり久々の勝利。その後は香港ヴァーズで2着。大阪杯ではクロノジェネシスを差し切ってG1・3勝目。しかし宝塚記念では6着と崩れ札幌記念でも直線で抜け出しましたがノームコアにあっさり交わされペルシアンナイトにまで差される不甲斐なさで3着。どうも力のいる馬場は苦手のようす。デビュー時480kgだった馬体重が520kgを越え完成の域にありますが軽い馬場の方が良さそうですね。それを証明するように速い時計の出ていた阪神のエリザベス女王杯では不利な外枠から早めに動いてG1・4勝目。今回は苦手と思われる時計の掛かる馬場ですし距離延長も厳しそうですね。これで引退ということで激走の可能性もありますが不安要素の方が多くて重い印は打てないです。
⑧ペルシアンナイト 大野拓 : 3年前のマイルCSを勝ちG1初制覇。翌年は2着で昨年は3着とマイルCSとの相性の良さが光りますね。しかし今年のマイルCSでは後方から差し届かず7着。過去3年は全て33秒台で走ってしましたが今年は32秒台で走ったものの完敗。阪神替わりで時計が速すぎましたね。時計の掛かる方が良いのは今回にもつながりそうですが問題は距離ですね。もう年齢的にマイルでは追走に手間取るようで距離延長がプラスに働く可能性はあるかもしれませんがどうでしょうか。
⑨クロノジェネシス 北村友 : 昨年は桜花賞とオークスで3着。そして大幅に馬体を増やした秋華賞でG1初制覇をかざりました。これまで馬券圏内を外したのはエリザベス女王杯の5着のみ。そこでも勝ったラッキーライラックとは0.3差ですし相手は最内を突く好騎乗でした。2走前の宝塚記念では雨馬場でかなり時計が掛かっていましたが早めに動いて後続を突き放す圧勝。道悪適正の高さを見せつけましたね。前走の天皇賞・秋では大箱の高速馬場というおおよそ適していないと思われた条件でもスタートの不利がありながら32秒台の上りを使ってアーモンドアイから0.1差の3着まで迫りました。かなり力を付けていますね。今回は時計の掛かる中山ですし本来は好位につけて機動力もありますから小回りは望むところ。この秋2戦目で上積みもあるでしょうし出来も良さそう。距離不安も言われていますが宝塚記念の圧勝から300m伸びたところで問題ないでしょう。ここも崩れることは考えにくいですしグランプリ連覇をきめてくれそうです。
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⑩カレンブーケドール 池添謙 : これまで12戦して4着が2度あるだけでそれ以外は全て馬券圏内という堅実派。しかもG1でも4戦して3回2着といつ勝ってもおかしくない力の持ち主。どこの競馬場でもどの距離でもどんな馬場状態でも変わらず力を出せるのは凄いことですね。前走のジャパンカップでもアーモンドアイを負かしに行って3頭の三冠馬と差のない4着と見せ場たっぷりでした。これまで主戦を務めてきた津村騎手はまだG3しか勝ったことがなく今回は乗り替わりで一発回答の実績豊富な池添騎手を乗せて来ますから本気度は高そうですね。ここも好走が期待出来ます。
⑪モズベッロ 田辺裕 : 今春の日経賞で2着や宝塚記念で3着などいかにも有馬記念に適性のありそうな馬ですがギリギリまで出走を迷っていたほど状態が悪そうなのでとても買う気にはなれませんね。
以上、出走馬を見ていきました。
次回へ続く・・・