NHKマイルカップの出走馬を見ていきましょう。第2弾
シャチ 木幡育 : デビューから連敗続きで初勝利まで10戦かかりました。その間馬体を大きく増やし距離も伸ばして内容良化しましたね。続く1勝クラスは中団から抜け出し連勝。勢いに乗り重賞初挑戦のNZTではスタートでよれてしまい隣の馬とぶつかって最後方からになってしまいました。道中はかなり離された最後方を追走。3~4角を内ラチぴったり廻って少し詰め直線は外に出して追い込みましたが数頭交わしただけの11着に終わりました。全く競馬に参加できなかったので度外視してもいいかと思います。スタートにやや不安を残しますが流れに乗れれば終いの脚はそれなりに使えますのでできるだけ前の方で脚を溜めたいですね。コーナリングが上手いので小回り向きだとは思いますが調教の動きは良く一発の魅力はありそう。
プリンスリターン 原田和 : 1200mでデビュー勝ち。続く函館2歳Sで3着のあとオープンで6着1着。初のマイル戦の朝日杯では中団後ろから直線で良く伸び3着争いに加わる所まで来ましたが5着まで。続くシンザン記念は2番手につけ直線で一旦抜け出しましたが勝ち馬との長い叩き合いになり最後はクビ差競り負けて2着に終わりました。前走のアーリントンカップは2番手から4角で先頭に立ちましたが直線で後続に交わされ最後まで良く粘り3着でした。ハイペースで差し馬向きの流れでしたが前につけて最後まで粘り切ったのはこの馬だけでしたね。かなり力を付けていると思いますし瞬発力勝負よりも速い流れからのバテ合いになった方が向くと思うのでレシステンシアが作る流れは合いそうですね。G1で通用する力はあるのでここでも上位争いに加わって来そうです。
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シャインガーネット 田辺裕 : デビュー勝ちの後は東京マイルの赤松賞に出走。レースは中団から直線でしっかり伸びて優勝。なかなか粒ぞろいのメンバーが揃っていましたが勝ち切りました。続くフェアリーSでは好位の外につけましたが直線で伸びがなく4着。前走は1400mのファルコンステークスに出走。中団から直線で良く伸びて優勝。3勝目を重賞制覇で飾りました。初の1400mで初の道悪でしたが今までで一番強い勝ち方でしたね。条件が合っていたのかもしれません。今回は時計の速い東京のマイル戦ですが赤松賞を勝っているので問題ないとは思いますが本来は短距離馬なのかもしれません。取捨の難しい1頭。
ギルデッドミラー 福永祐 : デビュー勝ちの後サフラン賞でマルターズディオサから0.3差3着。萩ステークスはヴェルトライゼンデから0.6差5着。こぶし賞でサトノインプレッサとクビ差2着。続く1勝クラスではグランレイに0.4差つけ完勝。前走のアーリントンカップは中団外につけ3~4角で外から上がって行き直線で先頭に並びかける所まで行きましたが最内をロスなく上がってきたタイセイビジョンに交わされ0.3差の2着でした。これまでG1で好走するような馬達と差のないレースが出来ていますのでここでも力は通用しそうですね。
メイショウチタン 吉田豊 : デビュー5戦目に好時計で初勝利。次走でいきなり朝日杯に出走しハイペースの2番手で厳しい展開もあって15着大敗。その後自己条件で11着9着ときて前走で2勝目。レースは好位のインにつけ直線で馬場の外目に出ししっかり伸びて完勝。鞍上の好騎乗と減量効果もあったでしょうがなかなかの勝ちっぷりでした。さすがにここでは力不足だとは思いますが人気ほど弱い馬ではないと思います。
以上、出走馬を見ていきました。
次回へ続く・・・