オークスの出走馬を見ていきましょう。第4弾
フィオリキアリ 田中勝 : デビュー勝ちの後、3戦連続特別戦で掲示板にも乗れず平場で漸く2勝目。アネモネSでは最後方でじっくり脚を溜め4角ではかなり外に持ち出し直線ぐんぐん伸びてアタマ差の2着でした。4角ではかなり大外を廻して距離ロスが大きかったにもかかわらず他馬より上りが1秒も速かったのは驚異ですね。前走の桜花賞では後方から3~4角で内側から上がって行こうとしましたが反応がイマイチで差を詰められず直線に入り漸く伸び始めると前の馬が斜行してきたため少し追いづらくなり再度立て直して伸びて来て7着でした。真っ直ぐ走れていれば掲示板には入れたかもしれませんね。スタミナはありそうで長く良い脚を使えるのでオークスの舞台は合いそうですから上手く嵌れば上位に来れる可能性はありそう。
チェーンオブラブ 石橋脩 : デビュー2戦目で初勝利。続く赤松賞は4着も0.1差。フェアリーSは後方から直線でぐんぐん伸びて逃げたスマイルカナは捕まえられませんでしたが0.4差の2着。そこからチューリップ賞9着、桜花賞11着と凡走。ここで特に浮上してくるプラス要素もなく軽視で良さそうです。
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ウインマリリン 横山典 : デビュー勝ちの後、特別戦で5着。ミモザ賞では好位から抜け出し2勝目。前走のフローラステークスは好位のインで流れに乗り直線でも内からスルスルとロスなく抜け出し後続の追撃を抑えて優勝。重賞初制覇を飾りました。これで4戦3勝となかなかの成績ですがどのレースもレースレベルには疑問。いつも上がり3ハロン上位の脚を使っているのですが最速でも35秒台ではここで通用するとは思えませんね。フローラSの時は酷い強風で外差しが決まらない状況でしたがこの馬は強風の影響を受けない内目から抜け出してきたので普通なら差されていると思いますし運が良かっただけではないでしょうか。今回は鞍上乗り替わりで運も尽きたか。
マルターズディオサ 田辺裕 : デビュー2戦目で初勝利。続くサフラン賞でマジックキャッスルを抑えて優勝。阪神JFでは好位から前を追いかけましたがレシステンシアには離された2着。休み明けのチューリップ賞ではレシステンシアを捕らえて優勝。相手が試し乗りの感じだったとはいえしっかり勝ち切ったのは良かったですね。前走の桜花賞では好位からレースを進めましたが最後は疲れてしまいましたね。道悪の影響が大きかったと思いますから度外視しても良いでしょう。前走以外は全て連対しているように堅実に走れますからここでもそれなりにやれそうですが距離延長には不安のあるタイプですし外枠を引いてかなり厳しくなってしまったのではないでしょうか。
以上、出走馬を見ていきました。