オークス2021~見解①

競馬予想

オークスの出走馬を見ていきましょう。第1弾

①ククナ 横山武 : デビュー戦は後方から追い込み3着。2戦目も同じような形から差し切り完勝。初勝利をあげました。次のアルテミスSでは後方から良く伸びソダシと0.3差の2着。今年初戦のシンザン記念では後方から追い上げましたが4着まで。クイーンカップでは中団から伸びて来ましたが勝ったアカイトリノムスメから0.1差の3着でした。前走の桜花賞では1頭離れた最後方につけ直線に入ると進路を探して外に出しサトノレイナスの後ろから追い出しを開始し良い伸びを見せましたが勝ったソダシから0.7差の6着でした。いつも後方から終いはしっかり脚を使って伸びてくれるので大崩れはありませんがあと一歩爆発力が足りませんね。スローペースなら脚を溜められますがある程度流れると末脚が鈍ってしまう感じなので展開次第でしょう。ただマイル向きなのは明らかでこの距離でいつもの脚が使えるのかは疑問。展開が向いて掲示板があるかどうかという感じでしょうか。

②スルーセブンシーズ 戸崎圭 : デビュー戦は行き脚が付かず後方から。3~4角で外から上がって行き直線も良く伸びて完勝。続く1勝クラスではスタートで出遅れ後方から。4角で外に出し直線良く伸びましたが3着まで。前走のミモザ賞はまたも出遅れて後方。3~4角で外から上がって行き直線に入るとぐんぐん伸びて0.4差つける完勝。3戦とも中山の2000mで同じような競馬をしていますがなかなか素質のありそうな馬に思えますね。スタートが遅いのは気になりますがある程度の位置を取れればここでも通用するかもしれません。東京替わりでどうかですが長く良い脚を使えるので展開次第では上位進出のチャンスも。

③パープルレディー 田辺裕 : デビュー3戦目で初勝利。つづくゆりかもめ賞では後方につけ直線では馬群の中からしぶとく伸びて2連勝。前走のフローラSでは後方につけ直線大外からそれなりに伸びて来ましたが勝ったクールキャットから0.7差の6着まで。溜めればそれなりの脚を使えますが小さな馬ですしG1で通用する感じはありませんね。

④タガノパッション 岩田康 : 3月の未勝利戦でデビューし既走馬相手に33.0の末脚で3着。2戦目は後方から早目に上がって行き2番手につけしぶとく伸びて初勝利。前走のスイートピーSでは後方につけ直線一気の末脚で突き抜け0.3差つける完勝。まだデビュー2カ月ですが素質はかなりありそうですね。しかしまだまだこれからの馬でしょうから押さえ評価が妥当でしょうか。

⑤クールキャット 武豊 : デビュー戦ではソングラインに2馬身差をつける完勝。アルテミスSでは中団馬群の中で折り合いを欠く場面もありましたが直線ではしぶとく伸びて5着。フェアリーSでは後方につけましたが向こう正面で一気に動いて先頭に立ち直線でも良く粘りましたが最後は止まって10着に終わりました。フラワーCではスタートで出遅れ後方から。4角でかなり大外を廻して直線に入り最後は良い脚で詰め寄りましたが5着まで。前走のフローラSでは好スタートを切り好位の外につける。直線に入り追い出すとしぶとく伸びて抜け出しスライリーに1馬身差をつけ優勝。2勝目を重賞で決めました。イマイチなレースが続きましたが距離を伸ばして良さが出ましたね。今回さらに延長しますが全く問題ないでしょうし好位につけられればここでも通用しそうです。

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⑥ウインアグライア 和田竜 : デビューから2連勝。続くアルテミスSでは好スタートから2~3番手につけ直線に入りましたが伸びずバテずで6着。阪神JFでは後方でいつもの競馬が出来ず13着。重馬場の若駒Sを勝ち3勝目。前走のフローラSでは好スタートを切り先団のインにつける。直線に入り馬群の中から伸びかけましたが前が壁になり外に持ち出すロスもありそこから再度しぶとく伸びて来ましたが勝ったクールキャットから0.6差の5着まで。スムーズに捌けていればもう少し差を詰められたかもしれませんね。距離延長は望むところで道悪になれば更にチャンスが広がる。

⑦アカイトリノムスメ ルメール : ディープ×アパパネという超良血馬。デビュー戦こそ7着でしたがそこから東京で3連勝。前走の桜花賞ではスタートが少し遅かったですが直ぐに前に行き好位でソダシの外につける。4角でやや遅れましたが直線に入りじわじわ前を追い勝ったソダシから0.2差の4着でした。いつもより前目の競馬で最後は切れ負けの形でしたが堅実に上位争い出来ましたね。もともと桜花賞よりオークス向きでしたし桜花賞でこれだけの競馬が出来るならオークスで期待が高まりますね。東京替わり距離延長は望むところでスタートの遅さもマシになっていますからここも上位争いになりそうです。ルメール騎乗も心強い。

⑧ハギノピリナ 藤懸貴 : デビュー3戦目で初勝利。前走の矢車賞では後方につけましたが向こう正面で一気に動いて3番手まで上がる。3角辺りで既に手ごたえが悪く見えましたがそこからしぶとく最後まで粘り連勝。他馬の距離経験が乏しい中、2200mで2連勝したのはアドバンテージになると思いますが現状では力不足でしょう。

⑨ユーバーレーベン デムーロ : デビュー戦を勝ち続く札幌2歳Sではソダシとクビ差の2着。阪神JFでは後方から直線一気でソダシから0.1差の3着。アルテミスSでは中団のインにつけるも勝負所でも全く動かず直線の入り口では最後方。そこからもなかなか伸びずにラスト200m辺りで漸く伸び始めて9着でした。フラワーCでは出遅れて後方から3~4角で外から上がって行き直線に入るとぐんぐん伸びて3着。前走のフローラSでは中団の外につけ3~4角で外から上がって行き直線に入るとぐんぐん伸びましたが勝ったクールキャットから0.2差の3着でした。2度もソダシに迫った馬で実力上位なのは間違いないのですが良くも悪くも相手なりな感じでここでも崩れないと思いますがもう一歩足りない感じ。

以上、出走馬を見ていきました。

次回へ続く・・・

 

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