天皇賞・秋2021~見解①

競馬予想

天皇賞・秋の出走馬を見ていきましょう。第1弾

①コントレイル 福永祐 : デビューから7連勝で無敗の3冠達成。そこから万全の状態ではないのにジャパンカップに出走しアーモンドアイの2着と一応の格好はつけましたが初黒星を喫し疲れも溜めてしまった感じ。前走の大阪杯では状態は良かったらしいですが多少太かったかも。レースはかなり酷い重馬場で適性で負けてしまい3着。完敗でしたが苦手な馬場で見せ場は作っていますから寧ろ負けて強しでしょう。さすがに疲労が激しく宝塚記念も回避し今回は7ヵ月の出走となりますが調教はかなり動いていますし今が最盛期かのよう。菊花賞を勝っていますが2000m辺りがベストでしょうし馬場の軽い東京でキレが生きる良馬場ならまず勝ち負けになるでしょう。

②カデナ 田辺裕 : 若いころは京都2歳Sと弥生賞を勝ち皐月賞で3番人気に推される(9着)など活躍。その後は低迷しましたが時に重賞でも好走することがあり昨年の大阪杯でも勝ったラッキーライラックから0.2差の4着でした。今年の大阪杯でも上位には離されましたが6着とそれなりに頑張りました。安田記念では最後方から直線で馬群の中からぐんぐん伸びて一発ありそうでしたが最後は馬場の悪い最内に行くしかなく勢いがなくなり勝ち馬から0.5差の6着。宝塚記念では最後方から良く追い込んで来ましたが掲示板争いまでで7着。前走の毎日王冠では出遅れて後方から。終いは良い脚を使いましたが10着に終わりました。切れる脚はありますが位置取りが後ろ過ぎてレースに参加できない現状。もう7歳ですし伸びしろはなさそうです。

③モズベッロ 池添謙 : 昨年は日経新春杯を勝ち重賞初制覇。宝塚記念でも3着するなど重賞でも通用する力を見せてくれましたね。しかし休み明けの有馬記念では調子が上がらず15着と大敗。今年に入ってもなかなか上向いてきませんでしたが漸く調子を戻してきた大阪杯では後方につけ3~4角でコントレイルの後ろから上がって行くと直線で良く伸びてコントレイルを交わし勝ったレイパパレから4馬身差の2着と好走。道悪や展開が向いたのは事実ですが本来の力を発揮出来ればこれ位はやれる馬なのでしょう。宝塚記念では得意の重馬場にならず8着敗退。前走の京都大賞典では後方のままで13着と大敗。久々は走らない傾向があるにしても酷かったですね。叩いて多少は上向いてくるでしょうが東京の良馬場だと出番はなさそうです。

④ポタジェ 川田将 : ルージュバックの弟。デビューから11戦して5-4-2-0と全て馬券内という堅実派。そのうち9戦で2000mを使われています。昨年の夏から4連勝の後ここ3戦は重賞を使われ3着2着3着とクラスが上がるとやや頭打ちの感じもありますが相手なりに堅実に走れていますね。今回全5勝を上げている川田騎手に替わるのは良いですし3強が崩れるようならしぶとく圏内に。

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⑤エフフォーリア 横山武 : 新馬戦、百日草特別を連勝。共同通信杯では3~4番手につけ直線に入り追いだすと一気に加速し後続を突き放す完勝。皐月賞では好位につけ4角で前を捕らえに行き直線に入ると抜け出し後続を突き放す完勝。全てがこの馬に向いた感じはあるもののかなり強い勝ち方でした。ダービーでは先団のインにつけ向こう正面で他馬が積極的に動いてきてもじっくり構えて中団のポジション。直線に入り前が開くと一気に伸びて先頭に立ちますが後ろから来たシャフリヤールに内から並びかけられ叩き合いになり最後はハナ差競り負けて2着に終わりました。なかなか厳しいレースになりましたが勝ちに等しい内容で実力は十分に示しましたね。今回は久々になりますが仕上がりは良い様子で力は出せそうですね。問題は初めての古馬との対戦で世代レベルがどうかですが今年の3歳世代は古馬相手の重賞で活躍していますしレベルは高そう。東京2000mは合いそうなイメージですし斤量差もあるので上位争いになりそうです。あとは夏を越えて成長があれば。

⑥トーセンスーリヤ 横山和 : 地方から転入してオープンに上がるまでかなり時間が掛かりましたがしっかり力を付けて昨年の新潟大賞典で重賞初制覇。宝塚記念にも出走し逃げてしぶとく粘り7着とマズマズ頑張りました。今年の新潟大賞典は4着に終わりましたが函館記念を勝ち前走の新潟記念で2着と好調。サマー2000王者に輝きました。かなり調子を上げているようですがここはメンバーレベルが一気に上がりさすがに馬券内は厳しいかもしれません。

⑦ワールドプレミア 岩田康 : 3歳時は菊花賞を勝ち有馬記念でも3着と世代上位の力を見せましたが激走の疲れが出たか体調が整わず4歳春は全休。1年近くの休み明けでジャパンカップに出走しましたが6着に終わりました。有馬記念では故障馬の煽りを受け後方まで下がってしまう大きな不利がありながら0.6差の5着まで巻き返し力は見せました。日経賞で3着のあと天皇賞・春に出走し中団から早めに動いて抜け出す完勝。スタミナの問われる流れになると強いですね。ここは春・秋連覇がかかりますが東京2000mはいかにも合わないですし半年ぶりで仕上がり途上。狙いは有馬記念でしょうからここは叩き台でしょう。

⑧サンレイポケット 鮫島克 : デビュー2戦目に初勝利。そこからじっくり力を付けて昨年の新潟記念と毎日王冠で3着。今年に入って新潟大賞典で重賞初勝利を飾りました。しかしその後は鳴尾記念と毎日王冠で6着と好走出来ませんでした。殆どのレースで上り3Fは3位以内で走れていますから終いは伸びて来ますが位置取りが後ろですしG1で上位争い出来る力はないでしょう。

以上、出走馬を見ていきました。

次回へ続く・・・

天皇賞・秋2021~見解②
天皇賞・秋の出走馬を見ていきましょう。第2弾 ⑨グランアレグリア ルメール : これまでG1で5勝をあげる現役最強マイラー。特に昨年の安田記念では中団から一気に伸びてアーモンドアイを置き去りにする圧倒的な強さを見せました。その後もスプリンターズSではとても届かない位置から飛んできてダノンスマッシュを突き放す圧勝。マイルCSでは一転好位からの競馬。馬群に包まれて追えない場面もありながらインディチャンプをあっさり交わして完勝。大阪杯では距離延長と極悪馬場で4着に敗れましたが力は見せましたね。ヴィクトリアマイルはベストのマイル戦で牝馬限定で当然のように圧勝。前走の安田記念では連戦の疲れと初めての中2週。しかも蹄を痛めたという話もあり調教もかなり軽めで不安材料も多かった。レースではポジションが後ろになり終始馬群に囲まれる苦しい状況から何とか抜け出し最速の上りを使ったもののダノンキングリーにアタマ差交わされ2着。負けて強しの内容で実力は示しました。その後、喉鳴りの手術をしましたが経過は良好で問題なし。距離も東京の良馬場ならこなせるでしょう。枠も内のライバルを見ながら運べる良い所ですし勝ち負けに持ち込めそうです。
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