天皇賞・春2021~見解①

競馬予想

天皇賞・春の出走馬を見ていきましょう。第1弾

①ワールドプレミア 福永祐 : 3歳時は菊花賞を勝ち有馬記念でも3着と世代上位の力を見せましたが激走の疲れが出たか体調が整わず4歳春は全休。1年近くの休み明けで漸く昨年のジャパンカップに出走。何とか出走に間に合った感じで万全でないのは明らかでした。レースは最後に差してきましたが勝ち負けには絡めず6着に終わりました。有馬記念では中団馬群のインにつけると徐々に押し上げ好位で良い感じでしたが向こう正面で故障馬の煽りを受け後方まで下がってしまう大きな不利。直線に入り馬群を縫って来ましたが0.6差の5着まで。もったいない競馬でしたね。前走の日経賞は出遅れて後方から。徐々に巻き返し中団。3~4角で外から上がって行き直線で良く伸びましたが3着まで。1、2着馬は内から抜けてきたので通った所の差でしょうね。一叩きで上積みは大きいでしょうし距離延長も良い。ここなら力は上だと思うので上位争いに持ち込めそうです。

②アリストテレス ルメール : デビュー2戦目で初勝利を上げましたがそこから3戦連続2着で賞金を積めず続くプリンシパルSでは初めて崩れて6着。そこから休養を挟んで立て直し古馬相手に2連勝を決めました。菊花賞では終始コントレイルをマークする形で直線に入り最後まで長い叩き合いになりましたがクビ差競り負け2着でした。AJCCでは中団馬群の中に入れ3~4角で外から上がって行き直線で良い伸びを見せ0.1差抜け出し重賞初制覇。不良馬場でも問題ありませんでしたね。前走の阪神大賞典では中団につけ2週目の4角で外から上がって行き直線で前に迫りましたが残り200m辺りで手ごたえが無くなり馬群に飲まれて2.2差の7着でした。馬場も悪く気の悪い所も見せていたので度外視してもいいのでしょうが本質的には中距離向きなのでしょうね。今年は阪神ということで例年よりもスタミナが必要になりそうなのでこの馬には厳しくなりそうです。

③カレンブーケドール 戸崎圭 : これまで14戦して4着が2回と5着が1回あるだけでそれ以外は全て馬券圏内という堅実派。しかもG1でも5戦して3回2着といつ勝ってもおかしくない力の持ち主。どこの競馬場でもどの距離でもどんな馬場状態でも変わらず力を出せるのは凄いことですね。昨年のジャパンカップでもアーモンドアイを負かしに行って3頭の三冠馬と差のない4着と見せ場たっぷりでした。有馬記念でもワールドプレミアと同着の5着と善戦。前走の日経賞では好位につけ2週目の3角で内に斜行し他馬に迷惑をかける場面もありましたが直線で内から良く伸びて2着でした。ここは阪神の長距離戦ということでどんな条件でも力を出してきた馬ですがさすがに今回は牝馬には厳しい条件ですから初めて崩れてしまうかもしれません。

④シロニイ 松若風 : ソダシで話題のシラユキヒメの仔。芝のデビュー戦で4着でしたがその後はほぼダートを使われ4勝。5歳でやや頭打ちの感じになったこともあり昨年再度芝のレースに活路を求めました。すると勝てないまでも長距離戦で掲示板に入れる力を見せていますね。2走前の松籟Sでは好位につけ直線でしぶとく粘り込み4着とマズマズ。前走の阪神大賞典では押して前に行き2番手につける。2週目の4角で先頭に並びかけると直線でも良く粘り後続に交わされたものの4着と好走。かなりスタミナがありなかなかバテませんね。キレる脚は使えないので前前で粘り込むしかできませんが馬場が悪くなり他馬が苦にするようだと残り目が出てくるかもしれません。厳しい戦いになるとは思いますが雨が降るなら一応抑えておきたいですね

⑤ディアスティマ 北村友 : デビュー戦を勝ち京成杯で3着など好走しましたが結局クラシックには乗れず。しかし故障の疑いがあり途中から流して乗った青葉賞以外は崩れず全て馬券圏内という堅実な成績を残していますね。近走は条件戦をコツコツ勝ち上がりオープン入り。前走の松籟Sでは外枠から徐々に前に行き先頭に立つとそのまま淀みのないペースで逃げて最後の直線で後続を突き放す圧勝。展開が楽だったとはいえ本番と同じコースを良い形で勝ち切りましたね。スタミナ豊富で逃げて終いも良い脚で上がってこられるのは驚異で一気の相手強化のここでも侮れない存在になりそうです。

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⑥マカヒキ 藤岡康 : ダービー馬も既に8歳。時に掲示板に乗ることもありますがさすがに衰えは隠せませんね。今回初距離ですが体型的にも長距離向きではないでしょう。

⑦ユーキャンスマイル 藤岡佑 : 菊花賞3着馬で天皇賞でも過去2年5着4着と好走。阪神大賞典でも1着2着と好走していることから阪神替わりの今年はさらにやれる可能性はありますね。G1では掲示板止まりの現状ですが今年はメンバーが軽いのでこの馬でも馬券圏内に届くかもしれません。

⑧ディバインフォース 武豊 : ワールドプレミアの勝った菊花賞で0.3差の4着と好走。その後も長めの距離を使われ崩れず走れていますが2走前に漸く2勝クラスを卒業。前走の3勝クラスで3着と勝ち切れず格上挑戦でここへ。さすがに条件クラスの馬では厳しいと思いますが武豊騎手で参戦ということで注目度は上がりましたね。恐らく後方で溜めてどこまで追い上げるかといった競馬になると思いますが相手なりに走りそうですから前崩れになれば3着くらいならあるかもしれません。

⑨ジャコマル 横山和 : コツコツと条件戦を走り続け昨年末に漸く3勝クラスを勝ち上がりオープン入り。今年に入って重賞ばかり3走し7着7着5着と意外に頑張りました。ここでは明らかに見劣る存在ですが逃げる可能性もあり長距離戦で人気薄の逃げ残りはよくあることなので一応買っておきたい。

以上、出走馬を見ていきました。

次回へ続く・・・

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