エリザベス女王杯の出走馬を見ていきましょう。第1弾
ウインマイティー 和田竜 : オークスでは好位のインで脚を溜め直線に入り前を捕らえると一旦先頭に立ちましたが残り100m辺りで内外から交わされ1/2+クビ差の3着。人気はありませんでしたが良い内容のレースでした。紫苑Sではゲートで待たされたこともありスタートで出遅れ後方から。3~4角で外から上がって行き直線でも良く伸びましたが6着まで。しかし勝ったマルターズディオサと0.3差ですし長く良い脚を使って上がり最速。出遅れなければもっと際どかったでしょう。前走の秋華賞ではスタートが少しだけ悪く中団後ろのインにつける。3~4角で外目に出しデアリングタクトに内から併せて上がって行きましたが直ぐにおいて行かれて直線でもどんどん離され1.3差の9着に終わりました。スタートが安定しませんが好位につけれるタイプですし現状では瞬発力勝負では厳しそうですから何とかスタートは決めてほしいですね。時計は掛かった方が良いと思うので先週の高速馬場は続いてほしくないかも。
ウインマリリン 横山武 : オークスでは外枠ながら積極的に前に行き2番手からの競馬。直線に入り最内から前を捕らえ外のウインマイティーと一緒に抜け出しましたがやや手ごたえが悪くウインマイティーに前に出られさらにデアリングタクトにも交わされて3着かと思いましたが再度盛り返し2番手に上がってゴール。速めのペースで前の組には厳しいレースになりましたが最後までしぶとく粘りましたね。前走の秋華賞ではスタートから前に行き3番手の外につける。4角で先頭に並びかける手前まで行きましたがそこまで。直線に入ると後続に一気に来られて馬群に沈み2.5差の15着と大敗。これくらいのペースならここまで負ける馬ではないと思いますが休み明けで状態に問題があったのかもしれませんね。今回状態が上がってくればもう少しやれそうですし阪神の内回りは良さそうな条件なので押さえは必要かもしれません。
ランキングに参加しています。クリックのご協力をお願いします。
ウラヌスチャーム 斎藤新 : 昨年のこのレースでは後方のまま何も出来ず勝ったラッキーライラックから1.0差の11着。ただ今年は阪神なので参考にはなりませんね。前走の新潟牝馬Sでは中団後ろにつけ向こう正面で開いた内ラチ沿いをスルスル上がって行き3角手前で先頭に立つとそのまま馬群を引っ張り直線に入って後続を突き放すと7馬身差の大差をつける圧勝。しかし荒れ馬場を苦にしなかった事と鞍上の積極性が嵌っての結果でしょうからここに繋がる感じはありませんね。おそらくここも早目に動いてくるとは思いますが前走のように内が開くわけないですし最後まで粘り込めるイメージは沸きません。
エスポワール 武豊 : これまで崩れたのは秋華賞とゲートで長時間待たされた福島牝馬Sの2走のみ。それ以外は全て3着以内と好走出来ていますね。前走の新潟牝馬Sでは2~3番手につけましたが3角手前で後続が早めに上がってきたのでこちらはじっくり構え位置取りは中団に。直線に入ると一気に抜け出し前を追いましたが先に抜けたウラヌスチャームとの差は大きく7馬身差の2着でした。かなり差をつけられましたが相手は奇襲が嵌った感じですし悲観する内容ではないですね。ここはかなり相手が強くなりますし現状力不足だと思いますが堅実なタイプですし相手なりに走ってくる可能性はあるかもしれません。
カーロバンビーナ 浜中俊 : 前走の新潟牝馬Sは後方につけ向こう正面でウラヌスチャームに続いて最内を上がって行きましたがこちらは直線での伸びがなく離された5着。かなりの小型馬ですし荒れ馬場は向かないでしょうね。今回は2度の急坂を登らなければいけませんしそもそも力不足でしょう。
以上、出走馬を見ていきました。
次回へ続く・・・