ダービーの出走馬を見ていきましょう。第2弾
ビターエンダー 津村明 : デビュー2戦目に好位から抜け出し完勝。続く京成杯では後方から早目に押し上げて行き4角で上手く外に出せましたが直線でややフラつく場面もありエンジンが掛かるのに少し時間が掛かってしまい良く伸びたものの4着まで。共同通信杯は好スタートから前に行きスローな逃げに持ち込む。直線に入り抜け出しにかかるがダーリントンホールとの長い叩き合いになり最後はハナ差及ばず2着でした。皐月賞では3番手からレースを進めましたが直線に入り力尽きてしまいコントレイルから1.7差の14着と完敗。しかし5着馬とは0.6差とそこまで負けていません。前走のプリンシパルSでは3番手でレースを進め直線に入り追い出されると残り200m辺りで先頭に立ちそのまま後続の追撃を抑えて優勝。前に行くスピードもあり終いもしっかり脚を使えるタイプで東京では崩れていませんし皐月賞の時よりやれるかもしれませんね。連戦の疲れが心配ではありますが展開次第では残り目もあるかもしれません。
ヴァルコス 三浦皇 : デビュー3戦目で勝ち上がり。続くセントポーリア賞4着の後、阪神2400mのゆきやなぎ賞を中団から早めに上がって行き最後までしぶとく伸びて2勝目。前走の青葉賞では中団後ろにつけ早めに上がって行き直線に入ってもしぶとく伸びて勝ったオーソリティとクビ差の2着。スパッと切れる脚はありませんが良い脚をかなり長く使えますね。距離を伸ばして良さが出ましたしこの相手でも早めに動いて行けば馬券に絡んでくる可能性はあるかもしれません。最近の東京ではノヴェリスト産駒が馬券に絡んでいるのを良く見るのでこの馬にもチャンスはありそうです。
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ヴェルトライゼンデ 池添謙 : ワールドエースやワールドプレミアの弟。デビュー戦と萩ステークスを道悪で完勝。ホープフルステークスでは中団につけコントレイルが動いたのに合わせて進出を開始し直線でも良く伸びコントレイルに迫りましたが0.2差届かず2着まで。スプリングSでは中団から3~4角で進出し直線で良く伸びましたがガロアクリークに切れ負けの形で0.2差の2着でした。前走の皐月賞では外枠から押して前に行きましたが7~8番手まで。直線での伸びがなくコントレイルから1.2差の8着でした。道中のめったとのコメントもありましたが道悪で勝っているのでどうなんでしょうね。どちらかというとパワータイプの中距離馬だと思うので今回の条件はあまり良くない印象。皐月賞でこの負け方だとここでは厳しいでしょう。
ディープボンド 和田竜 : デビュー2戦目で初勝利。続く福寿草特別では凡走したもののアザレア賞では中団から押し上げて行き直線でしぶとく伸びて2着と好走。皐月賞では好位のインでレースを進めましたが直線で伸びがなくコントレイルから1.4差の10着でした。終始馬場の悪い内目を通っていたので仕方ないですね。初騎乗の横山典騎手のやる気がなかったのかもしれません。前走の京都新聞杯ではかなりばらけた隊列の中団につけ徐々に前との差を詰め直線でしぶとく伸びてマンオブスピリットをクビ差抑え優勝。跳びが大きくのびのびと走らせた方が良さそうなタイプで東京替わりは良い方に出そうです。手の合う和田騎手が乗れるのもいいですね。間隔が詰まっていますが力を出せれば面白そうです。
サトノインプレッサ 坂井瑠 : 重馬場のデビュー戦を勝ち続くこぶし賞も重馬場での勝利。毎日杯は稍重。スタートが悪く後方から。3~4角で最内を通り徐々に上がって行き直線に入ると周りを囲まれ追い出しを待たされましたが前が開いて促されるとスッと加速し一気に抜け出し完勝。着差こそ0.1差でしたが着差以上の完勝でしたね。これで3連勝ですが全て道悪で着差も僅か。前走のNHKマイルカップは初めての良馬場での競馬になりましたが高速馬場の東京にしてはそこまで速くもなく十分対応出来るハズですが前残りの展開で直線では強風の影響もあり伸びず勝ち馬から1.2差の13着に終わりました。東京自体は悪くないと思いますし今回距離延長で良さが出る可能性はありそうですね。中団くらいにつけられれば巻き返しても不思議はないでしょう。
以上、出走馬を見ていきました。
次回へ続く・・・