オークスの出走馬を見ていきましょう。
シゲルピンクダイヤ 和田 : 2走前のチューリップ賞では出遅れて最後方から。4角で外に出すのに手間取りながらも外に出せると一気に伸びて最速の上りで前に迫りましたが勝ったダノンファンタジーから1馬身差の2着まで。前走の桜花賞では出遅れて後方から。3~4角で加速していき直線へ入ると徐々に馬場の内目に進路を取るとぽっかり開いた馬場の中をグングン伸びて上がり最速32.7で2着に突っ込んで来ました。勝ち馬には離されてしまいましたがこの馬自身も速い時計で走れていますしレベルの高いレースでしたね。今回は初の関東圏への輸送と左回りそして800mの距離延長と越えなければいけないハードルが多いですがどうでしょうか。特にダイワメジャー産駒ということで長距離戦で力が出せるのかは心配ですね。それにイレ込みやすいので長距離輸送もどうか。しかしどのレースも加速が速く直線で不利があったデビュー戦以外は上がり最速の脚を使っていますからここでも崩れることはなさそうです。あとは出遅れなければですね。
クロノジェネシス 北村友 : 先週のヴィクトリアMを勝ったノームコアの半妹。2走前のクイーンCはスタートを決めるも抑えて中団から。道中やや掛かり気味になるのをしっかり抑えこんで後方まで下がり4角では後ろから2番手あたり。直線に入ると良く伸びて優勝。最後はビーチサンバに詰め寄られましたが手応えにはまだ余裕がありました。前走の桜花賞は好位のインにつけましたが引っ掛かったり他馬とぶつかったりして徐々に下がって中団に。4角でごちゃついた所に入ってしまい強引に外に出してからは良く伸び32.9の脚で3着に突っ込んで来ました。2着のシゲルピンクダイヤとはクビ差。スムーズならこちらが先着していたでしょう。今回は距離が伸びますがスタミナ勝負になってどうかの心配はありますね。瞬発力勝負になればここでも。
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ダノンファンタジー 川田 : 2走前のチューリップ賞は好スタートから好位の最内でレースを進め道中やや掛かり気味になりながらもしっかり抑え直線で前が壁になりましたが外に出すと一気に伸びて完勝。かなりのロスがありながら強い勝ち方でした。前走の桜花賞は好位の外につけましたが掛かってしまいましたね。直線に入って追い出されるも伸びはイマイチで前には届かない感じ。内からシゲルピンクダイヤ外からクロノジェネシスにも交わされ4着に終わりました。この掛かり方を見ると800mの距離延長は厳しそうですね。内枠に入り前に壁を作れれば耐えられるかもしれませんがどうでしょうか。
ウィクトーリア 戸崎 : オークス4着、秋華賞1着だったブラックエンブレムの子。2走前の自己条件で逃げ切り2勝目を上げました。前走のフローラSはやや出遅れ気味で逃げられず2角で手綱を引く場面もありましたが巻き返して中団のインにつける。直線に入ると前が壁になり進路を求めて外へ。進路を確保すると一気に伸びて前を捕え2着のシャドウディーバをハナ差抑えて優勝。逃げずに勝てたのは大きいですね。スムーズならもっと楽に勝てたかもしれません。一線級相手でどうかの懸念はありますが良血馬ですしここでもそれなりにはやれるかも。
シャドウディーバ 岩田康 : 2走前のフラワーカップは後方から直線最内を突いてじわじわ伸びて来ましたが4着まで。初めて33秒台の上りを使えませんでした。前走のフローラSは内枠を生かして中団前目のインにつけ直線で内から伸びて前との差を詰めましたが前が壁になり追い出しを待たされラチ沿いの狭い所を強引に割って抜け出しました。最後は外から来たウィクトーリアにハナ差交わされ2着に終わりました。スムーズなら勝てたかもしれませんが強引な競馬になってしまいましたね。距離延長は良さそうでここでもやれそうです。
以上、出走馬を見ていきました。
次回へ続く・・・